2024年5月17日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

成績向上を阻んでいるもの

ホームページにも、ブログ内でも何度も書いていることですが、小学校や中学校での勉強できる・できないというのは、9割以上は勉強するか否かです。中学校の学習内容であれば、誰でも正しいやり方で勉強すれば、階段を踏み外すことはありません。定期考査や模試で成績上位に位置する子には、決して類まれなる才能があるのではなく、それだけの時間を割いて、労力を費やして、勉強しているのです。はたから見ると全く勉強をしていないような子が、定期考査で高得点を取るような場合でも、それはその子の才能によるのではなく、その子が学校の授業の中で理解し、自己完結していたり、幼いころからの勉強の蓄積というものが土台になっていたりするものです。勉強の良し悪しを、才能の有無という目に見えない摩訶不思議なものに責任転嫁するのは、何の解決にもなりません。

   

事実、当塾に入塾してから受ける最初の定期考査では、すべての生徒が成績アップを実現しています。それまで塾に通っていなかったり、他塾に通っていても適当な指導しか受けていなかったりした生徒たちですので、きちんと勉強すれば点数が上がるのは当たり前ですが、開校から1年間、「一人の例外なく」上がっているというのは、あまりないかもしれません。参考までに、すべての生徒の入塾前と入塾後1回目の定期考査の点数を比較すると、5教科500点満点で平均56.8点アップしています。最も伸びの小さい生徒でも30点は伸びています。この結果は指導力の良し悪しの問題ではなく、子ども自身が主体的に勉強に取り組んだ成果です。また、定期考査のたびに、塾生の平均点をすべて示すようにしています。平均点を見られた方から問い合わせをいただくと、「この塾は頭のいい子ばっかりで、うちの子にはついていけないかもしれません」という言葉を頂くことがあります。本当に、頭がいいから高得点をとるのでしょうか。

    

これまで、数多くの子どもとその親と話をしてきましたが、気づかないうちに親が子どもの成績アップを阻んでいることも少なくありません。

「うちの子には、テストで80点なんかムリ!」と、子どもの限界を何となく決めてしまっていませんか?10代の子どもが、本気になって勉強したとき、驚くほどの集中力と忍耐力を見せるものです。「うちの子は集中力がないから…」という子であっても、集中せざるを得ない、あるいは周りの生徒が全員集中している環境に放り込まれると、すぐに集中モードに入ります。

    

また、「勉強するように言うと反抗するので、もう本人に任せている」と投げやりになっていませんか?たしかに、親から勉強についてあれこれ口出しされるのは、子どもからするとあまりうれしいものではないでしょう。一方、親としては、目の前に勉強しない子がいたら、黙って見過ごすわけにはいきませんが、いざ「勉強」のことを口に出そうものなら、家庭内の雰囲気が悪くなるのは目に見えています。そうすると、いつの間にか、子ども任せになり、気づいたときには成績が降下を始めています。子どもの成績を憂うのであれば、まずは子どもが反抗しようが親が勉強に介入することです。それができないのであれば、その役割を学習塾に任せるべきです。勉強に関してあれこれ言うのはすべて塾に任せて、家庭はリラックスできる空間にするべきでしょう。

     

「塾選びが面倒くさいから、とりあえず近くの塾で」と妥協した塾選びになっていませんか?成績の上がる塾を見分けることは、子どもには難しいでしょう。楽な方に流されやすい子どもが塾選びの主導権を握るのではなく、親が大人の目で見て、「我が子の成績を高めてくれる塾はどこなのか」を判断するべきです。本来はあってはいけないことですが、指導者にやる気がなくて、通っても成績が上がらない塾というのが存在します。当塾にも、大手塾からの転塾者がいますが、「なんでこんな簡単なことが身についていないの?」とあきれるばかりです。指導者に成績を上げる意欲がなく、通う生徒側も成績が伸びていないのに惰性で通い続けて授業料を払い続けるということほど無意味なことはありません。子どもを塾に通わせている場合、子どもがこのようないわゆる「飼い殺し」状態になっていないかを注視することが重要です。

      

子どもの成績が伸びない、という状況には様々な原因が考えられます。本人の勉強不足、勉強のやり方を知らない、学校の授業の質、塾の指導力や意欲の欠如、親が歯止めをかけていることもあるでしょう。繰り返しになりますが、中学校の勉強は、勉強すればだれでもできるようになっています。決して、頭のいい子だけができるようになるわけではありません。子どもたちのまわりにいる大人は、まずはそのことを頭に入れておくべきです。そして、「勉強すればできるようになる」とはっきり伝え、できるように指導を施すべきです。才能や能力に責任転嫁するのはもう終わりです。そんな言葉に惑わされず、正しいやり方で努力を積み上げましょう。勉強すれば自ずと成績が上がります。限界を設けるのは簡単ですが、その程度のところにとどまって、甘んじることに何のメリットがあるでしょうか。学力をとことん高める、それが勉強の意義でもあり、青凜館の指導の土台にもなっているのです。

            

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