2024年7月20日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

次につながる反省を

定期考査が終わった生徒に感想を聞くと、それぞれよかったところ、ダメだったところがどんどん出てきます。中学生はどうしてもダメだったところ、できなかった問題ばかりに目がいきがちです。感想の第一声は、「〇〇ができませんでした」というものばかりで、「△△はすごく自信があります」というものはありません。勉強を積んだにもかかわらず、正解できない問題があったので悔しいのは当然です。時間配分や計算ミスなど、何とか防げなかったものかと自分を責めたくもなるでしょう。しかし、きちんと対策をして試験に臨んだのですから、ダメなところだけでなく、勉強したことでできるようになったものにも注目するべきです。「最初は全然解けなかったけど、試験ではスラスラ解けた」「みんな間違えていた問題を、私は正解できた」「今回の社会の語句は全部漢字で書けた」など、勉強の成果というものも確認することが、次の対策にもつながります。

 

青凜館では、試験後に勉強の反省というものを書いてもらいます。それには、「今回の勉強でうまくいったところ」と「うまくいかなかったところ」というものを書きます。「うまくいかなかったところ」を書くのはとても簡単です。間違った問題一つひとつに対し、「なぜ間違ったのか」を分析し、「それを防ぐためには何が必要なのか」を書いていくだけです。例えば、「5の平方根は何ですか」という問題に対し、「√5」と答えて間違ってしまったとします。その間違いの原因は何でしょうか。練習では±のつけ忘れがなかったにもかかわらず、本番で急ぎすぎて±をつけ忘れた人もいるでしょう。練習の段階で±のミスがあったにもかかわらず、理解することや演習することを怠った人もいるでしょう。そもそも平方根の意味が分かっていないので、つけなかった人もいるでしょう。20問の間違いがあるならば、最低でも20個の反省があります。点数の低い子は間違いが多いので、その原因を追究するのにそれなりの時間を要しますが、必ずやってもらいます。間違いの原因を見つけようとせず、同じ過ちを繰り返すことほど愚かなことはありません。

 

そして「うまくいったこと」も振り返ります。ワークをいつまでに終わらせていたから結果が良かったのか、ワークを何回やることで身についたのか、どの塾の問題集をやったのか、どのレベルの問題にまで手をつけたのか、毎日どれだけ勉強したのかなど、ありとあらゆる好結果を生みだした原因を探ります。平均点程度しか取れなかった生徒でも、この問題集をやっていなかったらもっとひどい点数になっていたであろう、ということはあるはずです。今回やってみてダメだったところはどんどん変えていくべきですが、自分の身になったことは次回以降も継続するべきです。「うまくいったこと」を書き残すということは、1か月半後に再び定期考査を受験する未来の自分への金言となります。「今回の私はこんな勉強で、こういう結果だったよ。ぜひ次回の私は参考にしてね。」というメッセージを残すということです。

 

中学生の特権は、失敗が許されるという点にあります。中学生が失敗だと思っているもののほとんどはあとから十分に取り返すことができます。定期考査の点数もそうです。定期考査の点数が悪かろうと、高校受験も自分の将来もすべてが決まってしまうわけではありません。今回のミスしたことはもうどうしようもありませんが、次の定期で取り返すことができます。次回もうまくいかなくとも、入試本番で取り返すこともできます。子どもたちは大きくなるにつれて、失敗が許されない、結果を残さなければならない環境に送り込まれます。そのときのために、学生時代には「失敗→反省→克服」という練習を積み、失敗を防ぐやり方というものを身につけておくべきです。

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