2024年7月20日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

地方大会と全国大会

本日は、公立高校入試の合格発表でした。悲喜こもごもあるでしょうが、とりあえず受験生の皆さんお疲れさまでした。先週の入試から十分一息ついたでしょうから、ぼちぼち勉強を開始しましょう。大学入試は高校入試の比にならないほど大変ですし、すでに戦いは始まっているのですよ。

 

この1ヶ月ほど開校の準備をしながら、今年実施された他県の入試問題を解いていました。教育業界にいない限り、普通の受験生や保護者が他県の入試問題を見ることも解くこともまずないはずです。毎年、入試問題5教科を47都道府県分解いているのですが、地域によって難易度に大きな差があることに気づきます。大雑把に言うと、大都市ほど難易度が高く、地方は易しい傾向があります(あくまでも私の思う傾向であって、必ずしもきれいに大別できるわけではありません)。神奈川県、兵庫県、宮城県、東京都などは福岡の中学生からみるとかなりハードに思えるはずです。今年の福岡県の国語では時間が足りなかったという意見が非常に多く見られたのですが、そんな福岡の問題など神奈川県の入試問題に比べれば可愛らしいものです。今年の兵庫県の理科(兵庫の理科は毎年良い問題ぞろいです)を福岡の中学生が見たら、震え上がるでしょう。福岡の入試は全国的に見ても決してやさしい部類には入りませんが、福岡県以上の広い知識、深い理解、厳しい鍛錬を要求する都道府県があるのは紛れもない事実です。

 

でも他県の入試問題が難しかろうと、易しかろうとそんなことは中学生には関係ありません。なぜなら彼らは「福岡県の入試問題」を解くのですから。それでいいと言えばいいのでしょう。あくまでも中学生(だけでなくその親も)が目指しているのは高校合格なのです。福岡県の過去問だけ解いて、福岡県で問われやすいところに注力し合格を目指すのは全く否定しません。でも忘れてはいけないのは、中学の時点で自分たちよりも高い壁にぶつかり、それを乗り越えようと必死に努力を積み重ねている同級生がいるということです。決して「井の中の蛙、大海を知らず」になってはいけません。須恵町や志免町のような片田舎では考えられないような競争が、大都市に行けば当然のように行われているのです。高校入試とは言ってみれば「地方大会」です。地域のレベルなど高が知れていますし、そこそこ努力すれば簡単に参加できます。でも地方大会は高校受験までで終わりで、高校からは「全国大会」に向けて努力することとなります。地方の雄が全国大会に出ると簡単に敗れてしまうように、トップ校の生徒が大学受験では儚く散ってしまうことなど多々あります。高校受験に向けて難易度の高い問題を解くために必死に勉強してきた彼らと、そこそのの難易度の問題にあくせくしていた私たちとでは、高校入学時の基礎体力が全く違います。福岡県の大学は県内だけでなく、九州内、ひいては全国各地から受験にきます。微視的な視野しか持たず、現状の居心地に満足していてはいけません。

 

これから受験を迎える皆さん、中学校の時に必死に勉強しましょう。中学の時に必死に勉強すれば、高校のときに楽できるわけではありません。必死に勉強すれば希望通りの結果が得られるわけではありません。でも、必死にやらなければ自分の向き不向き、得手不得手に気づくことができません。適当にこなすことしかせず「自分には向いていない」「自分には勉強がない」と嘆くのは空しいことです。部活を言い訳にして勉強から逃げるのはダサいことです。やるべきことをやって、それでもどうしてもできないときに「自分には向いていない」といえるのです(ただし、中学の勉強程度に向き不向きなどはありません。中学生が言う「向いてない」は「勉強したくない」という意味です)。段階的にでも十分ですので、着実に実力をつけていきましょう。合格と不合格を分ける最大のポイントは、必死に勉強するか否かなのですから。

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