2024年7月27日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

ただ勉強しているようじゃあダメ

中学生はすべての授業を中断して、テスト勉強を行っています。学校によって試験日が異なりますが、全員が定期考査のために勉強しています。

     

青凜館の定期考査対策は、通常であれば「毎日の通塾」を課すのですが、今年度はコロナの影響で「自由参加(家でできる人は家でしてもいいし、家ではやらない・集中できないという人は塾でする)」としています。

なかには、家でもある程度集中してやれるにもかかわらず、あえて塾に勉強しにくる子がいます。自分を追い込んでいるのか、あるいは塾の問題集をやりに来ているのでしょう。本日(土曜日)は昼から夜まで塾を開けているのですが、昼に来て数時間勉強した後、一旦ご飯を食べに家に帰って、再び夜に塾に勉強しに来る子がいます。いやー、えらいですね。強制しているわけでもなく、みずからの意思でそうしています。学校のワークもかなり進んでいるようなので、基本的な問題は解けています。これからは過去最高点数を目指して、苦手なところ・細かなところ・記述や説明問題などの精度を上げることが必要です。

     

中学1年生の生徒は初めてのテスト対策となります。まだまだ勉強の仕方が上手いとは言えません。効率という点では中3生の成績上位者の勉強には程遠いですが、彼らなりに泥臭く勉強をやれています。

定期考査対策が始まってから、中1生に注意・アドバイスしたことを以下に書きます。

    

・大問1つ解き終わったら、丸付けをする(一気に丸付けをしない。)

→間違いの答えを書き続けるのを防ぐためです。こまめに丸付けをしていけば、仮に勘違いして覚えていたものがあっても、早い段階で気づくことができ、その後の失敗を防ぐことができます。時折、試験範囲の最初から最後まで解き終わったあとに丸付けするような子がいますが、それでは間違いに気がつく機会を失い、間違いの解答が頭に残ってしまいます。さらには、一気に丸付けするとどうしても雑になってしまいますので、間違いの解答を見逃す危険性も出てきます(丸付けだけをし続けるというつまらない作業が面倒だからです)。ドミノ倒しをするときには、ところどころにストッパーを置いたり、スペースを開けたりします。これは、もし何かの拍子でドミノが倒れても、総倒れするのを防ぐためです。テスト対策も同様に、こまめに丸付けを挟むことで大失敗の危険性を排除し、さらには「演習→丸付け→やり直し」というある種のリズムのようなものが生まれ、テスト勉強から離脱しにくくなります。

    

・丸付けをするときには、解答冊子を閉じない。

→上記のように、こまめに丸付けをするときに、いちいち解答冊子の該当箇所を開くのは面倒です。したがって、生徒には、「解答冊子は開いて裏を向ける」あるいは「解答冊子に赤ペンを挟んでおく」あるいは「すぐに解き終わる場合には、開いたまま表を向けておく」のようにさせています。閉じたままの解答冊子を開いて解答箇所を探すのはたった数秒なのでしょうが、その数秒はただ無駄な数秒ですし、生徒によっては気が抜けてしまう子もいます。そして、問題を解くテンポが悪くなってしまいます。

    

・漢字は一気に覚えるのではなく、毎日少しずつ覚える。

→漢字だけを2時間、3時間と覚える子がいます。小学校のときの勉強を引きずり、ひたすら何回も書いて覚えているのです。漢字だけをひたすら書いても、覚えているのは最初の方だけで、途中の漢字はすっぽり抜けています。途中からは「ひたすらに文字を書く」という作業となってしまうためです。ゆえに、漢字は長くても1時間、できれば10分~20分ほどで終わらせるように言っています。1日に詰め込むのではなく、短い時間で構わないので毎日繰り返すことが重要です。テスト範囲の漢字であれば、一通り書いてチェックするのに10分~15分あれば十分です。毎日チェックすることで少しずつ間違いが減っていることが目に見えて分かりますし、当然忘れにくくなります。漢字に限らずつまらない暗記(都道府県や庁所在地など)は毎日取り組むことで、無理なく定着していきます。

    

・ノートに答えを書くときには、問題集とノートを近づける。

→問題をノートに解くときに、問題集とノートの間ががっぽり空いている子がいます。これでは、目の移動距離や首を動かすことが多くなり、視線が大きくブレるために、問題の読み間違いや読み飛ばしが起こります。このようなことを防ぐためにも、答えを書いているノートのページは、解いている問題集のページの真横にセットします(ただし、右利きの子の場合、問題集の左のページを、ノートの右のページに書くときには真横にセットすることができません)。こうすることで、「問題を読んで答えを出す→ノートに答えを書く→次の問題を読む」という一連の動作がスムーズにいきます。同様に、答え合わせをするときには、解答冊子をノートや問題集に近づけることが重要です。たとえば、自分の出した答えと解答冊子の答えがあっているか確認するには、できるだけそれらの距離が近い方がチェックしやすく、丸付けでのミスが減ります。

     

中1生は、たった数日しかテスト対策をしていませんが、はじめに比べればずいぶんと目的を持った勉強ができています。暗記から逃げることなくしっかりと向き合えていますし、ワークの解き直しもきちんとやっているようです。学校のワークをほぼ解き終わって、塾に置いてある問題集にも少しずつ手を付け始めています。まだまだ定期考査本番までは時間がありますが、油断せずに取り組めています。

     

明日の日曜日は朝から夕方までの勉強会となります。私は明日は、生徒の勉強のようすをチェックしながら、夏期講習の中身を練ります。5月末~6月上旬にはホームページで夏期講習の詳細を出します。今しばらくお待ちください。

なお、6月入塾と7月入塾は若干お得に受講できます。塾をお考えの方はぜひ一度お問い合わせください。

    

      

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