2024年10月15日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

青凜館の小テストをちょこっと公開

青凜館では、春期講習生を募集しております。

春期講習のページには、日程・内容・金額などの詳細を載せていますので、ぜひご覧ください。

春期講習 特設ページ

     

青凜館では、漢字の小テスト用にMy Kanjiを、英単語テスト用にコンプリートセレクションを使っています。

     

コンプリートセレクションは、英単語のレベルが、中1レベル、中2レベル、中3レベル、私立・難関向けに分かれています。当塾の小テストでは中2レベルまでを固めることを目指しています。今年度のテストのやり方を紹介します。中1の場合、中1レベルの英単語を初めは15個ずつ覚えてテストします。中1レベルは夏ごろまでに1周し、そこから2周目に入ります。1度覚えた英単語なので、2周目は30個ずつのテストになります。2周目が12~1月頃に終わると、3周目へ進みます。中2になると中2レベルの英単語に移って、はじめは15個ずつ覚えてもらいます。中2レベルを9月頃に終えると、もう一度中2レベルを、今度は30個ずつテストします。それが終わると、今度は中1レベルに戻って30個ずつテストします。中1~中2の2年間で、中1レベルを4周、中2レベルを2周こなすようにしています(中3は並べ替えなどを入れ込んだ入試対策の小テストになります。それは企業秘密です)。中3になって単語が分からない、単語が書けないというのは情けないですし、文法読解中心の勉強になるため単語をやっている場合ではなくなります。中1・中2の比較的余裕のある時期に、基本~標準問題を解くうえで困らない程度の単語力はつけておこうという考えです。

      

漢字は、毎回20個ずつのテストします。60回分のテストを行えば漢字帳が1周終わる計算です。中1の最初からスタートすると、中1の1月~2月頃に1周目が終わります。そこからまた最初に戻って、中2の12月~1月頃に2周目が終わります。そしてそこから3周目が始まります。このように漢字帳は3年間で3回こなしています。

漢字テストはこのようにシンプルなものです。

出題の順番も単語帳通りなので、「ただ覚えさえすればいい」という簡単なものです。

      

先月末から、中2生は3周目に入りました。さすがに、3周目ともなると漢字の間違いはほぼなくなります。2度も覚えた漢字なので、ほとんどテストのための勉強をすることなくクリアできてしまいます。そこで、3周目のテストでは、これまでの20個の漢字に知識問題を織り込んで、さらなる実力アップを図っています。以下のようなテストです。上のテストと漢字の出題範囲は同じです。

上の12問が漢字帳からの出題です。順番もランダムなので、順番通り覚えている子は通用しません。そして、下の5問が知識問題です。基本的に、5問のうち2問は文法問題、2問は漢字・語句問題、1問が古典からの問題となっています。すべて、近年の公立入試問題から選んだ問題で、より実戦力を鍛えていこうという作戦です。ちょっとだけ一つひとつの問題を見てみましょう。

13問目は熟語の構成です。頻出問題であり、必ず正解しなければならないものです。

14問目は品詞を問う問題です。これまた全国入試で頻出の「ない」の識別です。

15問目は動詞の活用の種類です。福岡での出題はありませんが、念のため出題しています。

16問目は四字熟語(言葉の知識)の問題です。四字熟語は2年前の公立入試で出題されました。

17問目は歴史的仮名遣いです。これまた絶対に落とすわけにはいかない問題です。

      

このように、知識問題を5問ずつ出題しています。たった5問ですが、それを60回分行えば、300問の知識問題を解くことになります。300問の知識問題にまとめて取り組むのは難しいですが、小分けにすれば負担はほどんどありません。

「困難は分割せよ。」

「問題を細かく割って一つ一つ地道に片づけていくのです。」

これは、中3の国語教科書に載っている井上ひさし『握手』のなかに出てくるルロイ修道士の言葉です。こんなこと当たり前だと分かってはいながら、いざ自分がやるとなるとやるべきことを溜め込んで一気に片付けようとしてしまいます。子どもであればなおさらです。だからこそ、面倒なところや時間のかかるところでは周りの人間がペースメイクする必要があるのです。

      

ということで、今回は当塾の小テストの紹介をお送りしました。

     

     

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