2024年7月27日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

成長に気づいた いい一日

昨日で定期考査対策はすべて終了し、今日から全員通常授業に戻ります。試験日程が早い子と遅い子では2週間の差がありましたので、約1ヵ月も入れ替わりで定期考査対策をしていたことになります。これから夏期講習までの1か月間でどの学年のどの科目もキリの良いところまで終える予定です。夏期講習生も募集していますので、ご興味のある方はお早めにお問い合わせください(概要はこちら⇒「2019年夏期講習」)。

      

今日が授業日の中2生は春期講習から受講している生徒が多く、中1から中3までの3学年で最も私がうるさいことを言っている学年です。4月~5月は反応が薄い、反応が遅い、作業に移るのが遅い、言われないとやらない、姿勢が悪い、字が小さい、注意力が無い、集中力がない、話を聞いていない、話を理解できていない、消しゴムのかすを捨てていない、いすを出しっぱなしにしているなど、「ここはしつけ教室か?」と思うぐらい勉強ができる・できない以前の話ばかりをしていました。勉強に取り組む姿勢・意識に穴があるため、文章を読むのも、計算するのも、英文を書くのも、とにかく何をするにも遅いというのが新入塾生に多く見られる課題です。ところが今日の授業中に、5月ごろまであれだけ勉強以外のことを指導していたにもかかわらず、ここ最近うるさく言っているのは勉強の内容についてばかりで、以前までの「しつけ教室」ではなくなっていることに気づきました。勉強に取り組む姿勢・意識がよくなっているため、問題を解くスピードは格段に向上しています。それを気づかせてくれたのは体験生の存在です。体験生の反応速度や問題を解くスピードの遅さは、3か月前の塾生の様子そのものだからです。

      

思い起こせば、塾生もはじめはこちらが何も言わなければ板書を写そうとせず、指示してから動き出すまでが遅く、すでに次の内容に移っているのにいつまでも前の内容にとどまっていました。とにかく学校(や手抜きの学習塾)というぬるま湯につかり、ダラダラのんびりマイペースでやることに慣れきっていました。これまではそれで許されてきた部分もあるのでしょう。しかし、当塾でダラダラのんびりマイペースはあり得ません。慎重さは大事ですが、ただ単に行動や思考が遅いというのは何の得にもなりません。入塾して最初の1か月は計算するにしても、英文を書くにしても、板書するにしても「遅い」「早くやりなさい」ばかり言われます。おそらく生徒もそればかり言われて「いやだなぁ」「うるさいな」「これ以上早くするのは無理やし」などと心の中で思っていたことでしょう。でも、4月から入塾しそれから3か月私に急かされてきたことで、塾生は行動を早くすること、思考を早くすることに慣れ、普通のことだと思えるようになっているようです。体験生は今日の授業の進みが早いと感じたようですが、塾生にとってはいたっていつも通りのペースです(私は体験生が授業に参加するからといって下手にペースを落とすことはありません。それは現在通っている塾生に失礼だからです)。

     

ここで言いたいことは2つです。1つ目は、授業のぺース(話すスピード、解くスピード、読むスピード、書くスピードなど)には時間が経てば自然と慣れていくということです。どの塾でも、入塾して最初はなかなかペースについていくのは難しいでしょうが、それは自分の努力と時間の経過によって十分解決できる問題だということです。もう1つは、「塾生、すげぇ成長したじゃん」ということです。このたった3ヶ月で学力面だけでなく、考え方や行動力が伸びているではないですか。ずっと指導していると鈍感になってしまっていましたが、今日は彼らの成長に気づくことができた、うれしい一日となりました。

      

     

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