2024年3月5日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

私立高校入試前日

明日は私立入試です。私立入試は公立入試と違い、なかなか「できた!!」という手ごたえがないものです。「どこの中学生がこんな問題解けるんだよ」という出題があるのは仕方がありませんので、確実に解ける問題を得点にしていくことが重要です。受験前日だからと言っていつもと違った豪華な食事をする必要はありません。保護者の方がイベント感や特別感を演出しすぎると、プレッシャーになることがあるからです。いつも通りの振る舞いでも、子どもたちは十分に親の気持ちを受け取ってくれます。

        

受験が近づくにつれ、受験生の親は我が子との関わり方についての悩みや苦みが大きくなります。子どもたちが順調に伸びていて、調子がいいときにはそれほどでもありませんが、受験が迫ってきたり、成績が停滞したりすると、子どもたちの精神面が一気に不安定になっていきます。赤の他人である私ですら気づくのですから、これまで15年という時間を過ごしてきた保護者の方であれば、我が子の不安を痛いほど感じるでしょう。保護者の方から受験直前期に受ける質問で多いのは、「この時期に子どもにしてあげられることは何か?」というものです。子どもたちは成績が上がらないことや、合格できるかという不安と戦っていますが、自分にはそれを解決するための知識も経験もないため、それであれば自分にはいったい何ができるのかということを思い悩むのです。残念ながら、子どもの受験の不安は、親でも塾の指導者でも解決することはできません。それができるとすれば子どもたち自身のみです。周りの大人にできることは、その不安を理解し、和らげてあげることです。塾であれば弱点克服のための解決法を提示し、問題演習において実力を高め、達成感を高めてあげることができます。保護者の方であれば、いつも通りの何気ない会話を交わし、温かいご飯をつくり、夜更かししないなど規則正しい生活を送らせるなど、いつも通りにすることです。精神が不安定になる時期に、周りの環境が変に変わってしまうと、安定はしにくくなります。いつも通りの生活を送らせることで、問題を根本から解決できなくとも、子どもたちの心に平穏をもたらしやすくなります。特別なことをせずに、いつも通り接してあげることが受験生の親に与えられる課題です。受験で戦うのは、決して子どもだけではなく、親もその立場で戦っているのです。

      

そして、これまでしっかりと受験勉強と戦ってきた子どもたちであれば、親も一緒に戦っているということにはうすうす気づいています。特別なことや特別な会話がなくとも、親の気持ちは十分に感じています。子どもたちはなかなか口にはしないものの、お父さんやお母さんのために合格したいと本心では願っています。誰かのために合格したいという気持ちがが受験勉強の支えになっていることも少なくないでしょう。ですから、受験前日であってもいつも通りで構いません。明日のためにいつものようにおいしいお弁当を作ってあげてください。明日試験会場に向かう子どもを、「気をつけて。頑張ってきなさい。」といつものようにやさしく送り出してあげてください。子どもたちは「頑張って」と言われなくとも頑張りますが、親からの「頑張って」を意気に感じ、自信をもって会場に向かうはずです。子どもが帰ってきたときには、まずは「お疲れさま」と言ってあげてください。「どうだった?できた?」と聞くのはその次です。

       

決して十分とはいかなくとも、やれるだけの勉強はしてきたはずです。

思う存分、戦ってきなさい!!

      

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