2024年7月27日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

暗記しましょう

只今、居残りできる生徒のみ歴史年代暗記を行っています。たった150個ですが、かなり苦労している生徒もいます。苦労しているからと言ってできないことを放置した状態で受験へと突き進んでも、何もよいことはありません。本物の受験生になるためには、まずはできないことと向き合い、そのできないことをできるように変える努力をしなければなりません。そのうちの一つが年代暗記ということです。「思考力」「読解力」が声高に叫ばれる時代ですが、今でも年代を暗記しておくと、簡単に点数の取れる問題があります。今日解説した過去問にも、年代の問題が4点分もありました。たった150個覚えるだけで4点です。150個であれば、数時間もあれば覚えることができます。毎日頑張ってもそう大きく成績は上がりませんが、たった数時間の勉強で4点を確保できるなんて、年代暗記はなんて生産性のある勉強でしょうか。あとは授業の中で暗記した年代をつなぎ合わせていけば言うことありません。暗記と理解が結びついたとき、社会の成績は伸びてきますし、高い成績を保つことができます。

 

塾は子どもが嫌がる勉強を強制する場所でもあります。年代を覚えていなければ覚えるまでテストする、英単語を毎回15個ずつテストする、計算のミスがなくなるまで再テストをする、ということを家でやらせているご家庭はほとんどないと思います。子どもからの反発が目に見えています。しかし、塾という場所は、子どもの反発があろうと覚えるべきことは覚えさせますし、できないことに黙ってはいません。中1の英語では、代名詞の格変化を何週間もテストし続けていますし、中2の授業でもできるようになるまで動詞の過去形や助動詞のテストをしています。そして、それをクリアしてすっかり安心しきったタイミングで再びテストをしています。それができるようになったとしても、また次の課題というものが提示されるのです。すべては子どもたちが高校受験、あるいは高校での勉強において困らないようにするためです。年代を覚えて得することはあっても、損することは何一つありません。理科の計算問題ができて得することはあっても、損することは何一つありません。勉強ができて得することはあっても、損することは何一つありません。

 

ということで、まだまだ絶賛暗記中です。普段は問題を解くことが多い生徒たちですので、このタイミングで暗記に時間を割くのはよかったかもしれません。11月から本格的な入試対策へと移行する前に、面倒なことを片付けてしまういい機会です。授業が終わって1時間経ちますが、まだクリアする生徒は現れません。だれが最初にクリアするでしょうか。

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