2024年10月15日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

今日は模試です

本日は朝から模試を実施しています。前回の模試から1か月余り、その間には定期考査対策が入ってはいましたが、それなりにポイントを押さえて勉強してきました。特に数学や英語の授業は、夏期講習までのそれとはスピードも内容も一気にレベルを上げました。今の授業ペースやレベルが当たり前だと感じるようになれば一気に科目の理解も進みますし、問題の読み方、アプローチの仕方が見えてきます。たった1か月ですので、あれもこれもはできませんが、数学の関数、英語長文、現代文読解など課題を与え取り組んできました。出された課題を着実にこなし、授業で扱った問題の復習をきちんと実行していれば、間違いなく前回の模試よりも手ごたえを感じてくれるはずです。塾生がこの1ヶ月でやったことがどのくらい身についているのか、楽しみにしましょう。

 

また、今日で公立入試まで150日です。私立入試までだと120日を切りました(つまり私立入試までは4か月を切ったときことですね。塾生の学力を鑑みると、冷や汗が出るほど焦ってもおかしくありませんが、まだまだ受験生の勉強とは程遠いようです)。定期考査の勉強と入試の勉強は違うということは以前も書いたと思います。定期考査は直前まで遊びほうけていても、前日に一夜漬けで覚えてしまえば点数が取れます。私も副教科などは1~2日前に徹夜して勉強して点数をもぎ取っていました。中学生の定期テストは長くても1~2日なので多少の無理がききます。テスト中は集中しているので眠気が襲ってくる心配もありません(テスト後に一気に疲れがやってくるのは仕方ありません…)。しかし、受験勉強というのは1日2日無理をしてどうにかなるものではありません。「今週末は睡眠2時間で、残りは全部勉強に充てるぞ」という意気込みはいいのですが、結局睡魔や集中力と戦うこととなり、逆に効率が悪くなります。この時期の受験勉強においては、毎日一定の勉強量・演習量をこなすこと、つまり継続的にそれなりの勉強をしていくことが重要です。平日だと学校が終わってから5時間、土日は10時間の勉強を確実に実施します。学校が終わって5時間であれば夜11時まで、遅くても日をまたぐ前にベッドに入ることができます。土日の10時間は決してやりすぎなどではなく、受験生の最低ラインです。毎日、休まず勉強を継続し、毎日少しずつできることを増やしていくことが大切です。塾では重要年代を150個覚えるようにしているのですが、そんなのも毎日少しずつ継続して覚えていけば1ヶ月あれば十分覚えることは可能です。毎日10個ずつ覚えたら15日で終わります。寝る前に150個すべてチェックする場合でも、10分程度あれば一通り確認することができます。毎日継続すれば嫌でも覚えます。クラスメイトの名前を覚えようとしなくても、毎日名前を聞いていれば1か月もあれば覚えることができるように、年代も英単語もイオン式も途中で放棄せずに繰り返すことで覚えるのです。受験勉強には、一瞬の瞬発力というものよりも、面白くないものを継続できる地道さ、地味さが必要です。塾に通わずに上位校を受験することが難しいのは、一人の環境だと面倒なことをなかなかやれないからです。勉強の強制力のはたらかない環境では地道にコツコツとこなしていくことができないからです。どうしても面倒なことから逃げ出して、好きなものばかりに取り組んでしまいます。その結果明らかな苦手科目が生まれたり、単元の得手不得手が生まれたりして、全体的に成績をとらなければ合格できない上位校には手が届かないのです。

 

孔子の言葉に「千里の行も足下に始まる」というものがあります。受験勉強といっても日々の一歩一歩の歩みはほんのわずかです。このまま進んでも志望校に届かないのではないかという不安、焦りに苛まれることもあります。しかし、目標に到達するための確実な方法は、小さな歩みでも構わないので、止まらずに進み続けることです。今日単語を一つ覚える、年代を一つ覚える、漢字を一つ覚えるという小さな「できる」の積み重ねを続けていくことが、志望校へと近づけてくれます。塾に通ってくれている以上、成績を上げるためにきちんとやるべきことは示しますので、子どもたちは必死でそれをクリアし、身につけることに集中してほしいと思います。

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