2024年7月27日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

台風、ふたたび。

今週末にまた台風が接近しているようです。週末の授業にも影響が出そうです。本当に今年は、日本が台風や豪雨などの自然災害と向き合わざるを得ない1年ですね。これらは見てみぬふりをしてはいけない現実です。自然災害は今年だけに限ったことではないでしょうし、いつ私たちが住んでいるこの地域を襲っても不思議ではありません。中学校の勉強では「瀬戸内の気候は降水量が少ない」と学習します。にもかかわらず、広島・岡山で豪雨災害が起こりました。「きっと大丈夫だろう」「これまで問題なかったから…」という意識の危うさを学ばなければならないということです。先日の台風24号の際、都心で鉄道の計画運休が行われたことは、過去の経験から「命を守る行動をとることの大切さ」学び始めたことのよい現れではないでしょうか。これは東京から遠く離れた福岡にいる私たちも見習うべきことです。

 

積極的な行動をとるためには、積極的に情報や知識を得ようとしなければなりません。情報が不足していれば迅速に判断することができませんし、知識が足りなければ適切な行動をとることができません。これだけ情報に溢れた現代社会において、自ら情報や知識を収集できないというのは不利益にしかなりません。そうならないために中高生には自ら動き、学んでいくことが必要なのです。いわゆる「アクティブ・ラーニング」と言われるものです。塾生を見ていると、自ら情報や知識を収集しようという意識の欠如が目立ちます。例えば、電圧100Vと電流10Aから電力を求めるという問題を予習させたとき、答えを空欄にしてきた生徒がいました。理由は「分からなかったから」。この子には、「分からなかったら調べる」という意識がないのです。「受験生なのに電力の求め方も知らないのかよ」という意見は置いておいて、電力の求め方などは教科書、問題集などを見ればすぐに分かります。にもかかわらず、「分からないからやらない」「分からないけど自分では調べない」ということを平気でしてきます。そんなアクティブさのかけらもない学習態度は真っ向から否定します。社会では自ら考えて動けることが大事であることは言うまでもないからです。大人にはそれを子どもに伝える義務があるのです。

 

今週末の授業の実施に関しては、決まり次第お知らせします。特に中3はやるべきことが停滞気味ですので、早く進みたい気持ちがあるのですが、自然災害ばかりは何ともなりません。しかし、塾生には、冬休み前までにやるべき課題・予習予定はすべて指示していますので、決して「塾がないときに何をすればいいか分からない」ということはないはずです。とにかく、台風が勢力を弱め、離れてくれることを願っています。

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