2024年11月2日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

模様替え

本日より定期考査対策ということで、教室の配置を変えてみました。今回の学習会はあえて机が壁を向くように配置しています。真ん中には問題集を並べており、生徒は好きに使うことができます。どんなに長い時間勉強しても、やり尽くすことがないくらいの問題を用意していますので、「そんなに長い時間勉強すると、やることなくなっちゃうよ~」などと余計なことに憂うことなく勉強を頑張ってください。とりあえず今日、明後日ぐらいまではこの形でやってみて、うまくいけば継続しますし、しっくりこなければ変更することとなるでしょう。前回と同じことを踏襲すれば、それはそれで楽です。事実、前回はそれでまずまずの結果となったわけですから。しかしながら、同じことを続けるということは結果が見えやすい反面、伸びしろを消してしまうことにもつながりかねません。このテスト期間における私の最大の役割は、より結果が出やすい環境、集中しやすい環境をつくってあげることです。このようなものには正解はないのですから、常に「どうすればいいのか」「どうすればもっと良くなるのか」を考える必要があります。そのために昨日から「ああでもない、こうでもない」と配置を考えて、この形にたどり着きました。

 

昨日の中1の授業では「具体的に計画を立てることの重要性」について話しました。というのも、生徒に学習会初日の計画を立てさせたとき、「単語を覚える。計算をたくさんする。」という何とも抽象的な計画を書いていたためです。はっきり言って、そんな計画では9割どころか、8割にも届かないでしょう。そんな漠然とした計画を書いて褒められるのは小学生までです。中学校の定期考査は小学生の精神レベルで通用するほど甘くありません(とはいっても、中1であれば大して中身のない勉強でも高得点が取れてしまいます。しかし1年後、2年後を考えたとき、具体的に科目や勉強法を考えることができないのはマイナスにしかなりません)。単語を覚えるのも重要ですし、計算の訓練をするのも重要です。しかし、考えなければならないのは、「どの順番で、何の教材を使って、どのように、どのくらいの時間をかけて、どこからどこまで勉強するのか」ということです。一言で単語と言っても、試験範囲の単語をすべて覚えるのか、とりあえずワークに出ている単語を覚えるのか、あるいは本文に使われている単語だけを覚えるのかで、使う教材も、かかる時間も全く違います。一言で計算と言っても、ワークを使うのか、塾の演習教材を使うのか、あるいは教科書の章末問題を使うのかを考える必要があります。また、どのレベルの問題をクリアしようとしているかもあわせて考えるべきでしょう。基本問題ができないのに、応用問題に時間を費やすのは、ただただ効率が悪いだけです。成績をある程度とれる生徒は、自然と具体的に考える癖がついていますが、なかなか成績が上がらない生徒、あるいは中1・中2生は物事を抽象的に、ぼんやりと捉えているので、そのあたりは指導者が細かく見ていかなければならない部分です。目的意識をもって取り組むのと、ただ惰性で勉強するのとでは、勉強の効果は全く変わります。筋トレやダイエットをするときに、鍛えようとしている部分を意識するか否かで、運動の効果が変わることと同じです。この2週間は成績を上げるということも当然大切なのですが、より具体的に計画・目標を立てることができるようになることも一つの課題です。

 

学習会期間は、チョコレートを用意しています。休憩時間に自由にとって食べても構いません。長時間勉強するときには、適度にエネルギー補給をしないと、頭が回らなくなります。計算ミス、問題の読み間違いなど集中力の欠如を招き、長時間勉強の効果が薄れます。これが減っていくということは子どもたちが頑張っているということでしょう。今回はアルフォートが仲間入りです。そのほかは前回と変わり映えのないチョコレートたちです。ですので、「このお菓子が良い」など希望があれば教えてください。予算を考慮したうえで、前向きに検討します。

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