昨日の中3の授業以降、私はずっとモヤモヤしています。その原因は、中3生が小テストの勉強も宿題もろくにしていなかったことにあります。小テストは漢字を15個、英単語を15個覚えてくるだけの、非常に簡単なものです。にもかかわらず満点が取れないのであればそれは単なる「努力不足」です。「私、頭悪いから、覚えるのに時間がかかるんです…」などと考える子がいるかもしれませんが、覚えられない原因は決して頭が悪いからではありません。時間をかけて覚えないからです。誰であっても回数をかければ覚えられるのに、面倒くさいという気持ちに負けてやるべきことをしないからです。その努力の差が、知識の差、成績の差につながっていると中3なのですから自覚するべきです。
宿題をやらないのは論外です。宿題に手をつけず授業だけ聞いて成績が上がる子であれば、学校の授業だけでとっくに成績は上がっています。そうでないのならば、やるべきこと、与えられたことはやるのが当然です。「なんで宿題をしていないの」と聞くと、「分からなかったからやりませんでした」と答えました。分からなければ一問も解こうとしないのでしょうか。分からなければ答えを見て、なんとか解こうとしないのでしょうか。そもそも分からないのを分かるようにするのが勉強であり、宿題です。分からないのはある意味当然です。勉強ができる子であっても、できない問題はたくさんあります。しかしそこで時間をかけて試行錯誤したり、それでもできなければ解答を見て解きなおしたりするのが普通です。残念ながら入試本番は一人で入試問題を解かなければなりません。そのときに宿題と同じように「分からなかったから書きませんでした」が通用しますか?「できないこと、分からないこと」に出会うたびに、それらを頑張って乗り越えていくからこそ、実力が高まっていくのです。
念のために書いておきますが、青凜館は「大丈夫だよ、君のペースに合わせるからね、宿題は少なめにするね、部活があるから勉強時間が少なくなるのはしょうがないね」という優しい塾ではありません。青凜館に入れば、「今までサボったなら必死に取り返しなさい、部活を言い訳にするな、できないのは時間をかけないから、小テストは満点が当たり前、なんでやらないの、勉強しなさい、勉強しなさい、勉強しなさい、勉強しなさい、勉強しなさい、勉強しなさい、勉強しなさい」と言われます。なぜそんなことを言うのか。答えは簡単、子どもたちは親からお金を出してもらって塾に通っているからです。そのお金は決して安くはありません。塾に通わなければ毎月そこそこの外食に行けます。それだけのお金を出してもらっているにもかかわらず当の本人が必死に勉強しないのは、親に対する裏切り行為です。ですから塾に通うと決めた以上、勉強が得意・不得意関係なく必死に取り組むのは当然です。その気がないのであれば、青凜館は合わないでしょう。