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このシリーズも最終回です。最終回は英語です。これまでの教科は以下をご覧ください。
英語はリスニングパートと筆記の大問4つで構成されています。この構成は変わることはないでしょう。次に各大問ごとに見ていきましょう。
リスニング
大きな構成変更はないと予想します。問題1は非常に易しいので確実に取っておきたいところです。問題2が意外に正答率が低いです。今年はやや易しくなるのではないでしょうか。問題3は昨年がこの上なく簡単だったので、さすがに今年は難化すると思います。問題4は昨年程度の問題ではないでしょうか。問題2の問2はもう少し難しい疑問文になるかもしれません。ひょっとしたらひょっとして、問題1が1回読みに変わるかも…と3%ぐらい思っています。
筆記大問1…短い対話文
これも大きな変更はないでしょう。これ以上、特に言及することはないのですが…まあ、ひっかけの選択肢に騙されないように、前後の文脈との矛盾がないか確認するように!
筆記大問2…長い対話文
ここ数年で出題が決まりつつある印象を受けます。コロナの影響で削られる文法はありませんが、中3の単語には(注)がふられるということなので、(注)の部分が混雑しそうです。(注)の量に圧倒されることないように。問1の並びかえは何が出るか全く予想がつきませんね。問題2では単語の言いかえの抜き出しと発表のテーマを選ぶ問題です。単語の言いかえは、何が出るか分かりませんが、何が出てもいいようにそれぞれの塾でアプローチ法を学んでいるはずです。発表のテーマはすぐに決めつけることなく、発表の中身との照らし合わせが欠かせません。ひっかけの選択肢に騙されないように。問題3は英語の質問に英語で答える問題です。聞かれる質問自体は単純ですし、語数も少ないです。自分で英文をつくれる場合にはそれでもかまいませんし、対話文の内容をコピペできる場合もあります。防災をテーマにした発表などが出るのでしょうか?
筆記大問3…長文読解
昨年は、過去に何度も出題された職業体験でのできごとについてでした。はじめはネガティブだった感情が、最終的には前向きに変わるという、あるあるの内容でした。平均点も割と高かったですね。平成31年も「ネガティブ→ポジティブ」の典型パターンで、得点率は高めでした。平成30年は将来の夢というありきたりなテーマでしたが、やや難しい単語や訳出しにくい箇所があり、得点率は低かったです。大問3も出題されることは毎回ほぼ同じです。問1は英語の質問に英語で答える問題(それほど難しくありません)。問2は指示語の内容説明(昨年は相当簡単でした)。問3は別の表現での言いかえ(これも毎年正答率は高いです)。問4は内容一致問題。パッと見ると、大問3は難しく感じるかもしれませんが、実は大問3はそれほど難しくなく、むしろ大問2の対話文の方を苦にしている受験生が多いです。今年のテーマはずばりホームステイだと踏んでいます。ホームステイする(あるいは海外からホームステイしに来る)ことにより感じた日本と海外のちがいという、あるあるな内容が出ると予想します。
筆記大問4…英作文
昨年のバスケットボールショックから早1年。今年は何が出るでしょうか。昨年のポスターを選んだ理由は書きにくかったですね。私自身も、何を書こうかなと悩みました。それに加え、2つの案に触れてというところが厄介でした。どうやって2つの案について書けばいいのかなと思った受験生も多かったことでしょう。そして、今年はどの塾でも「選んだポスターの良い点を書く練習」や「2つの案に触れて書く練習」を積んだことでしょう。それは青凜館も例外ではありません。では、今年も同じような形式となるかと考えると、微妙な感じがしています。福岡県の英作文はここ数年、同じような形式・テーマが連続して出題されることはありません。平成30年は2つの方法からどちらを選ぶか、平成31年は日本を訪れるのに最もよい季節、そして昨年が2つのポスターから選ぶ問題でした。今年は形式が変わる可能性はかなりあると思っています。もちろん、昨年と似た問題になることも十分考えられます(昨年と似た形式(2つの案に触れる)であれば、語数は35語にしてもいいと思うのですが…)。時事的なテーマでの出題となれば、「学校で勉強することとやオンラインで授業を受けることの利点」などが考えられます。
あと3日後に迫った公立高校入試。何が出るか分からないという恐怖を感じている受験生もいれば、何でも来いと自信を持っている受験生もいることでしょう。あるいは、すでに諦めモードに入っている受験生もいるかもしれません。今ならまだ未来を変える可能性が残されていますが、英語の試験が終わった瞬間に、合否はほぼ決まってしまいます。試験が終わってしまえば、それまでの不勉強を反省しても、神頼みをしても何の意味もありません。ですから、残り3日、やれるだけのことはやりましょう。「受験勉強をやりきった」と言える受験生になりましょう。
終了後には各教科の分析を行い、私の予想がどれほど当たっていたのか、それとも外れていたのかを振り返ります。