2024年7月20日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

まあ、こうなりますよね。

休講期間が2か月もあれば、当然生じるのが「学力差」です。案の定、当塾でも生じてしまいました。それもちょっとやそっとじゃありません。これからの数か月では決して埋めることができないほどの学力差です。

     

彼らはなかなか自分の意思だけでは外出することができず、おそらくほとんどの時間を家の中で過ごしていることでしょう。当然、学校に行けないストレス、部活できないストレス、変化のない毎日へのストレスなど、多くのストレスを抱えていることでしょう。しかし、そのことが勉強をしない言い訳になってはいけません。子どもたちにできるのは、家の手伝いと勉強です。ゲームやスマホばかりで、1日1日を浪費することではありません。

     

2か月前の彼らの学力と今の学力を比較すると、明らかに伸びている子と停滞している子の学力差が大きくなってしまいました。はじめに述べたように、この2か月間で広がった差は、これからの受験までに決して埋めることはできません。これまで停滞していた子がどんなに巻き返しても、それ以上のスピードで先を行っている子は進み続けるからです。何よりも、この2か月で知識・技能を蓄えた子は、加速の割合が大きくなります。斜面上の台車の質量が大きくなると、斜面に沿う重力の分力が大きくなり、加速の割合が大きくなるのと同じです(中3生なら分かりますよね?)。知識を持てば持つほど、問題を読むスピード、理解するスピード、解答をつくるスピードが上がっていきます。一方、持っている知識量が少ないと、問題の把握ができない、解答も出せない、出せたとしても時間がかかりすぎるということになります。

       

4月の授業で毎回のように言っていることがあります。それは「覚えることから逃げるな」です。学力が停滞する子は、「覚える」という作業を嫌います。思考力が声高に叫ばれますが、高校受験には「知識」がなければ太刀打ちできません。知識の習得を無視して、やれ「思考力が大事」、やれ「読解力が大事」なんていうのは順番が違います。まずは、目の前の問題について思考するに足る知識を身に付けましょう。まずは、問題文をすらすら読んで理解できるだけの知識を身に付けましょう。もし、「覚えたくない」「勉強したくない」ということであれば、志望校を変えましょう。しかし、今の志望校を変えたくないと思うのであれば、成績を上げたいと思うのであれば、悪いことは言わないので、授業で「これは覚えなさい」ということは漏れなく覚えなさい。

     

覚える過程において大事なのは「アウトプット」をどう工夫するかです。一問一答式の問題を普通に解くのもいいですが、これはあまり効果がありません。一問一答式の問題は逆に使ってこそ意味があります。つまり、「シベリア出兵を見こした商人の米の買い占めで米価が上がったことでおこった騒動を何というか → 米騒動」ではなく、「米騒動」という語句から「シベリア出兵を見こした商人の米の買い占めで米価が上がったことでおこった騒動」と説明する勉強をするのです。さらにここに知っている情報を付け足していきます。なぜシベリア出兵を行ったのか、それは何年のできごとか、そもそもシベリアはどこか、このときに内閣を組閣した人は、この内閣の特徴は…。近代以降の歴史は、このような連想ゲームでどれほど知識をつなげることができるかが重要です。細切れの知識では、一問一答式の問題はクリアできても、入試問題になると苦しみます。

      

理科では知識系の単元を真っ白の紙に書き出す練習をするといいでしょう。たとえば、植物の分類や岩石の分類を完成させることができるでしょうか。これを完璧にできる子はそう多くないでしょう。植物の分類では、最終的には「裸子植物・単子葉類・合弁花類・離弁花類・シダ植物・コケ植物」に分類できていなければなりません。岩石の分類では、火成岩6種類と堆積岩6種類の合計12種類を正確に分類し、違いを説明できなければなりません(この分類は塾生専用ページに動画を上げているので見ておくといいでしょう。自分で0から覚えるよりもはるかに定着が早いと思われます)。

       

いずれにしても、授業の中で説明したことを、説明した通りのやり方で再現できるように、授業の復習と宿題を行ってください。宿題でできなかったところを再度解き直ししないなんて論外です。中学の勉強は努力次第でどうにでもなります。やることをやらなければ学力が上がらないのは当然です。反対にやることをやれば、学力は着実に上がっていきます。今は来るべき再開の日に向けて必死こいて勉強する時期ですよ。歩みを止めてはいけません。

     

     

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