今週から来週にかけて、いくつかの教材展示会に参加するため、オープン時間が若干遅れる可能性があります。15時以降であれば間違いなくオープンしていますので、ご連絡・お問い合わせはそれ以降にお願いします。
今年に入り、すでに春期講習のお問い合わせがありました。扱う内容や日程などの大枠はほとんど固まっていますので、もう少し内容を詰めて2月に入るころには公開する予定です。現中2生(新中3生)は、3月から完全に中3内容に移行しますので、入塾を考えられている方は春期講習まで待たずに3月からの入塾をおすすめします。なお、現中2生はあと3名で募集を締め切ります。入塾の時期に関わらず、お早めにお問い合わせいただけると受講のタイミングのアドバイスもできますし、費用もお得になるかと思います。
さて、勉強ができないという問題に直面している子には、なぜ勉強できないかとたずねてみてください。きっと、勉強ができない最大の原因を分かっていないはずです。正確には、分かってはいるものの、そこには触れたくないというべきでしょうか。ここではっきりさせておきましょう。勉強ができない最大の原因は、「勉強量の不足」です。部活で実力を伸ばしたければ何回も練習するでしょう。たとえば、バスケ部の子がシュートの正確性を上げたければ、シュート練習を繰り返します。野球部の子がバットスイングを上げたければ、バットを振りこむでしょう。部活動を通して、「上達したければ練習をする」ということを分かっているはずなのに、なぜか勉強に関しては、「成績を上げたければ勉強する」という考えに至りません。勉強ができない子は、勉強ができない原因を、自分自身の努力不足ではなく、生まれ持った才能や学校の先生の授業などに転嫁します。できなければすぐに「自分には才能がない」「先生の教え方が分かりにくいからできない」などと言いだします。中学程度の勉強にそれとも才能が関係するとは思えませんが、もし仮に生まれ持った才能が欠如しているとしても、それを言い訳にすることでは何も生まれません。才能がないならば、それを補うだけの努力をするしかないのです。にもかかわらず、努力をしたくないから、才能の無さを持ち出すのは、なんてダサいのでしょう。また、学校の先生の指導がイマイチだったり、学校の授業が成立していなかったりすることもあるでしょうが、そんなことはどうしようもありません。そんなどうしようもないことを言い訳にして、自分が努力することから逃げ出すのも、なんてダサいのでしょうか。
私は勉強できない子を甘えさせるつもりはありません。勉強ができない原因の最大の原因は、学校でも友達でも才能でもなく、子ども自身の勉強不足にあるからです。そこを無視して、「子どものペースで…」とか「楽しく勉強することが…」なんて言っているようでは成績アップどころか、成績の衰退を招きます。私の経験上、成績の低い子が個別指導塾や集団授業塾の下位クラスに入ってしまうとなかなか成績は上がりません。甘えを許してくれ、まわりにはお互いを下げあう仲間がおり、うるさいことを言われることがないからです。生徒は何も言われず、指導者も何も言わず、親は子供が塾に通っていることに安心感を覚え、毎月の授業料を支払い続けるという、いわゆる「飼い殺し」状態になるのです。当塾にも、これまで勉強をサボりにサボってきた生徒がいます。定期考査で平均点の半分も取れない子もいます。このような生徒であっても受け入れるのは、彼らが他塾に行っても「飼い殺し」になるのが目に見えるからです。同じことを何度も言って聞かせ、できない原因を子どもに自覚させるのは並大抵のことではありません。面倒なことがあったら逃げつづけてきた子であればなおさらです。それでも言うべきことは、生徒が泣こうがわめこうが言っていきます。
先日、面談に来られた保護者の方が、「青凜館は成績が上がる塾だ、といううわさがある」と言っていただきました。非常にうれしいことですが、同時に少し危険なにおいもしました。どの学習塾であっても、入れば成績が上がるなんてことはありません。もちろん当塾もそうです。塾に入って、最低でも言われたことをいわれた通りやることで初めて成績が上がります。それをしたくない、それができないのであれば、当塾であろうと他塾であろうと成績は上がりません。どの塾に入るかも大事ですが、どの塾に入ろうとも入った後にいかに努力をするのかが大事ではないでしょうか。決して安くはない学習塾に入るということは、子ども自身が勉強をする覚悟をきめるということなのです。