2024年2月27日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

夏期講習 全日程終了 Part2

夏期講習が8月末で終了し、今日から9月通常授業が始まります。その前に中2クラスの夏期講習を振り返っていきましょう。

       

大手塾の夏期講習は、これまでの内容の復習をするところが多いようですが、当塾は中2内容を先に進めていきました。理由はいくつかありますが、大きなものは二つです。一つ目は、中2内容を先に進める中で、これまでの復習を必然的に行うためです。たとえば、夏期講習では一次関数を扱いましたが、その中で中1で学習した比例の復習を行います。あるいは、一次関数の式を求めたり、2直線のグラフの交点の座標を求めたりするときには、夏前に学習した連立方程式の計算が必須となります。英語でも、不定詞を扱う中で助動詞にふれたり、There is構文を扱う中で名詞の複数形を再確認したりします。先の単元の中でどうせ復習することになるのであれば、あえて復習だけの授業をすることはないということです。そしてもう一つは、中2内容の演習時間を確保するためです。もし、夏期講習で10時間の復習授業を行えば、それはつまり中2内容を扱う時間が10時間減ることを意味します。ただでさえボリュームたっぷりで、時間をかけて指導したい中2内容の指導時間が10時間減ると、授業で扱う問題数も、演習時間も減らさざるを得ません。それでは、やり方は分かっても、自分でできるところや知識を使いこなせるというところまではいきません。当塾では連立方程式の利用に9回の授業時間を割いています。これから扱う一次関数の利用には5回分の授業時間を割く予定です。それだけの時間をかけることができるのも、夏期講習で中2内容を進めたからです。

      

中2の国語は12回分古典を扱いました。古文については、予習段階で現代語訳をつくってきてもらいました。決して完璧な訳をつくりなさいというわけではありません。そもそも中学の古文では細かい助動詞や助詞は扱いませんので、訳をするにも限界があります。大事なのは主語と動詞の把握です。つまり「誰が何をした」というところです。それをつなぎ合わせていけばある程度のストーリーをつくりあげることはできます。ただし、否定語には気をつけなければなりません。まんじゅうを買ったのか買わなかったのかでは、展開が変わってきます。したがって、主語と動詞とあわせて「ず」「ぬ」などの否定語には注意して読まなければなりません。もちろん係り結びや基本単語、よくある文章のパターンも指導しました。後半は漢文の指導を行いました。最初の1回は漢詩の形式と返り点・送り仮名の説明をし、その後2回はいくつかの練習問題を解きました。漢文の書き下しや返り点をつける作業は大して難しくないようですが、どうしても文字情報が少ないので意味をとらえるのに苦しんでいるようです。中2で学習する古典も国文法も指導してしまいましたので、9月以降は現代文と古典を交互に扱っていきます。やっていることは受験生と同じレベルです。中2の間に国語を固めておくと、中3では数学や英語など、演習量・演習時間が必要な科目に集中できるようになります。国語は9月から受験対策が始まるといってもいいでしょう。

      

中2数学は夏期講習から一次関数の指導が始まりました。前半の目標は「一次関数の式を正確に、素早くつくる」ということです。特に2点を通る直線の式についてはうるさく指導をしてきました。これによって直線の式を求めることはそこそこできるようになっています(あくまでも「そこそこ」であって、まだ誰一人として受験で通用するところまでは至っていません。まだ遅く、まだ不正確だということです)。後半ではグラフと図形を扱いました。ただ直線の式を求めるという単純作業とは異なり、解答を求めるための手順を考えなければならないため、はじめはお手上げ状態でしたが、「面積を求めるためには何が足りないのか」「座標を求める前に何を求めなければならないのか」など順を追って説明していくと徐々に自分で解答までの流れを構築できるようになったようで、宿題ではそこそこできるようになっています。直線の式を求める、交点の座標を求める、三角形の面積を求める、中点の座標を求めるなどという一つひとつの作業は難しくありませんが、それを組み合わせるとなるとグーンとハードルが上がります。だからこそ差がつくところですので、塾生には何とか乗り越えて、同級生を置き去りにしてほしいですね。9月からは一次関数の利用問題を5回ほど扱います。点の移動、距離、水そうなど典型パターンを繰り返し演習します。テキストではたった4ページの内容を5回分も扱うのは、ここが超超超超超重要だからです。彼らには福岡県の入試問題が解けるところまでいってもらうのが目標です。

     

英語はThere is構文から始まって、いろいろな疑問文までを前半で扱い、後半では不定詞へと移行しました。There is構文は形さえ理解してしまえばそれほど難しくありませんし、名詞の複数形も中1ですでに学習したものです。no=not + anyというのも書けるようになっていました。いろいろな疑問文は、毎回の授業でしつこく言っている「疑問詞を先頭に出したら、あとは疑問文の順番」ですのでそれほど時間をかけずに終わりました。お盆明けから夏期講習のメインである不定詞の指導が始まりました。中2英語には3つの大きな山があります。1つ目は助動詞、2つ目は不定詞・動名詞、3つ目は比較です。大きな山の一つですので、9月いっぱいは不定詞・動名詞を扱う予定です。不定詞・動名詞を使えるようになれば、表現の幅が大きく広がります。「不定詞は3つも用法があって面倒くさい」と思うかもしれませんが、「言いたいことが表現できる」って楽しいじゃないですか!

      

理科は動物の単元を扱いました。はじめの6回で基本的な指導を行い、残り6回は問題演習をしました。とにかく暗記するべきことが多い単元なので一問一答形式の演習を何度も繰り返し、語句とその意味に慣れることを目指しました。まだ不十分なところも多いですが、あとは学校の授業と定期考査対策で補ってもらいましょう。9月からは電流の単元に入ります。暗記ではどうにもならないため、大きく差がつくところです。30分授業×7回で強引に指導を終えて、その後は11月までひたすら演習をします。

      

夏期講習で扱わなかった社会は、9月から日本地理に入ります。ただ語句を覚えるだけでなく、内容を理解し、日本と世界のかかわりについて考えてもらう予定です。

       

中2の進むペースは順調すぎるほど順調です。早すぎるわけでなく、遅すぎるわけでなく、必要なところに必要な時間を割くのにちょうどよいペースです。当然、生徒によっては理解が不足しているところや練習が足りないところはありますが、宿題や小テストで何とかついてきてくれています。幾度となく言っている「その学年で学習することはその学年の間に身につける」ことが大事です。できないことを後回しにすることは非常に簡単なのですが、あとになって追い込まれて、あとになって破綻していくのは目に見えています(実際、夏休み前の小テストを後回しにして、夏が終わる今になって追い込まれている生徒がいます)。今のペースを早いと感じているようであれば、中3の授業ペースにはついてくることはできません。約半年で中3内容を指導していくという授業スピードに加え、理科・社会の本格的な授業(小テスト)も入ってきます。追い込まれて焦るのではなく、余裕があるときに頑張っておくことの重要性は、子どもたちは分かっているようで分かっていません。どうしても今の楽な状況を優先してしまうからです。だからこそ周りの大人が「今のうちにやっておきなさい」「できるときにやっておきなさい」と言い、そう仕向けることが必要だと思うのです。中2生諸君、継続して努力し続けなさい。

       

中2の振り返りも長くなったので、中1と小学生の振り返りは稿を改めます。

      

      

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