2024年6月21日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

偏差値の推移からみる塾生の傾向と今後

先週実施された定期考査の結果がボチボチ返ってきています。今のところ、「何とか踏みとどまった」という印象が強いです。極端に悪いものもありませんが、とびぬけて良くもない、志望校を目指すために必要な点数は取ってきたといった具合です。すべて今週中にはすべて出そろう予定ですので、また結果はブログでお知らせします。

さて、今日は中3生が11月(正確には10月末)に受験した模試の結果についてです。当塾は年に7回の外部模試を受験しています。塾内や学校内だけではなかなか把握しずらい、客観的な実力を定期的にはかっているのです。個人塾だと細かな成績データが無いのではないかと思われる方もいらっしゃいますが、塾の内部だけで行う模試よりも、様々な塾に通っている受験生が受ける外部模試の方が、よっぽど客観的な成績が見えてきます。ちなみに11月模試の塾生の5教科平均偏差値は62.3でした。50台から抜けてようやく60台に乗ってきました。身につけた知識を、問題に応用して、点数へと変換できるようになっているということでしょう。ただ、個人個人を見ていくと、まだまだ安心できるところにはきていないというのが実情です。ここからどれだけ踏ん張って、実力を上げることに必死になれるかが重要です。

塾生偏差値推移(左から8月模試→10月模試→11月模試の順で並んでいます)

〇5教科 53.2(169.5点)→55.3(176.0点)→62.3(214.7点)

〇国語 51.4→57.3→59.3

〇数学 51.1→58.0→59.5

〇英語 54.1→55.9→64.2

〇理科 54.3→50.0→63.3

〇社会 51.8→51.0→55.8

こう見ると、国語と数学に関しては8月から10月の間で大きく伸びていることが分かります。当塾の夏期講習では、国語は古文だけを行い、数学は中3内容を終えることに専念していました。よって夏に国語の現代文読解は全く手をつけていませんし、数学の一次関数、資料の活用、連立方程式など中1中2の復習も行っていないため、偏差値50程度の平凡な点数しか取れなかったのではないかと考えています。夏期講習以降は現代文読解も数学の復習も一気に詰め込んで行ってきましたので、10月に偏差値が跳ね上がったということです。数学も国語も11月模試で偏差値60に乗ってもおかしくない実力は付きつつあるのですが、如何せん読み間違いや計算ミスが多いので、あと一歩届いていません。間違いの傾向を分析し、計算ミスしやすいポイントや、読み飛ばしがちな性格を意識しなければ、単純な間違いは防げません。間違いを意識しなければ、どんなに時間をかけて勉強しても同じ間違いを繰り返すこととなります。話は変わりますが、中1・中2生が、受験勉強を少しでも楽にしたいのならば、定期考査の勉強の濃度を高めるべきです。定期考査はごくごく狭い範囲を1~2週間かけて勉強します。定期考査に向けて、ごくごく狭い範囲の問題を繰り返し解きますので、意識せずとも、「自分にはこういう間違いが多い」「いつもこの問題になると間違う」など、間違いの傾向が見えてきます。そして間違いの傾向が見えたら、その間違いを克服するためにどうすればよいか考えます。面倒くさいから答えを覚えてしまうというやり方もありますし、教科書に戻って基本から理解するというやり方もあります。様々なパターンの問題に手をつけて、実戦の中で理解することもあるでしょう。大事なのはそのやり方が正しいかどうかではなく、定期考査に向けて勉強をすることで、弱点を克服するために試行錯誤する機会を得ることができるということです。定期考査前に遊びほうけて、平均点以下の点数ばかり取る子とは全く違う次元の葛藤、苦しみがあるのです。そしてその試行錯誤する経験を積んでいる受験生と、積んでいない受験生の伸び方、理解の度合いには雲泥の差が生まれるのも事実です。1年後、2年後に受験する中学生は、今から入試問題をゴリゴリ解く必要はありませんが、まずは努力が反映されやすい定期考査に向けて必死に勉強する経験を何度もしておくべきです。

英語はここにきて武器になっています。9月以降は長文読解にウェイトを置いて指導しています。関係代名詞、分詞、間接疑問、不定詞などにマークを付けながら、訳をする練習を毎回行っています。文脈や展開を何となく追っていくのではなく、一文一文訳しながら読んでいくことで、内容を正しく理解することができ、入試で問われる内容一致問題や、和訳問題に対応できる英語力と日本語力を育成しています。入試直前は時間が無いので、一つの文章を深く読み込むことはなかなかできませんが、今はそれをするのに十分な時間があります。現代文も英文も、深くじっくり読み込む、いわゆる精読は今しかできないのです。一方、まだリスニングと文法に弱点がかなりあります。生徒にはリスニングの課題を渡していますので、それをサボらずに毎日継続してもらえれば、確実に聞く力はアップします。英文法は冬期講習までの2か月を使って復習していく予定です。

理科は夏休みの後半から中1・中2分野の総復習と実戦問題演習を行っています。10月模試でかなり落ち込んでいますが、そこで「このままではヤバい」と思ったのか、大きく巻き返しています。実戦問題集でパターン演習を積んだ成果が表れ始めたようです。ここから天体の基本問題と中2内容の実戦問題を行い、理科をもっと武器となる科目にしていく予定です。福岡の理科はきちんと勉強すれば、誰でも武器にすることができるのです。

そして、何よりも問題を抱えているのは社会です。偏差値も51から55ですので、それほど大きな変化はありません(とは言っても、偏差値を4上げるのはそう簡単なことではありませんが…)。理由は簡単です。知識があまりにもないことです。例えば、世界地図を見てドイツがどこにあるか分からない、御成敗式目がいつの時代に成立したか分からないでは話になりません。当塾では、理科・社会の授業は中3のみ行いますので、中1・中2での知識の積み上げが無ければ、苦しむことは明白です。そして社会の暗記するべきことは、理科の比ではないくらい多いので、暗記するのが嫌な子は社会の成績は上がっていきません。まずは重要な国名と位置、都道府県の位置、重要年代の暗記です。暗記しなさいと言って、すぐに行動に移せる子になってほしいですが、暗記したくない子はそう簡単にはやろうとしないものです。それでも、「暗記しなさい」としつこく言い続けていくしかありません。必要なことを暗記していないと点数が取れないのですから。中3になって暗記で苦しまなくてもいいように、中1・中2生は、学校の授業を大事にして、定期考査期間にしっかりと知識暗記をしておくことです。

まだ113日あるのですから、志望校を諦める時期ではありません。今は自分の選択肢を広げるために、徹底的に実力をため込んでいく時期です。そして今ため込んだ知識が現れるのは1月か2月ごろになるでしょう。志望校決定のときに「ここしか受験できるところが無い」とならないよう、貪欲に知識を蓄えていきましょう。


冬期講習の概要が決定しました。

こちらに載せていますので、ご覧ください。

なお、冬期講習は中3生のみとなります。

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