2024年7月27日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

これからの学習内容の話

定期考査を明日に控え、最終確認を行っています。生徒に、「これまでよりも点数取れそう?」と聞くと、控えめではありますが「取れそうな気がします」と返ってきます。明日、試験問題を見て、「練習した問題ばっかじゃん」「スラスラ解けすぎて逆に怖い」と思ってくれればいいですね。決して「あそこ最後に確認しておけばよかったー」「出ないと思ってあんまりやっていないところから出てしまった」などとはならないようにしてもらいたいところです。

 

試験が終わると、各学年とも通常の授業となります。中3生はあと1週間、課題学習が続きますが、中1、中2は新たな単元へと進んでいきます。

中2数学は図形分野へと入っていきます。主に三角形の合同証明です。計算ではなく、論理的に説明することが求められますので、うちの中2生はなかなか苦労しそうです。計算がスラスラできるということはもちろん大事ではあるのですが、近年の受験数学においては計算単体は以前ほどのウェイトを占めていません。単純に方程式、平方根の加減のような計算だけで解ける問題は少なくなっており、「どのように答えを導き出すのか」「数を比較することで何が分かるのか」という論理的思考を問う問題が増えているのです。偏差値50以下の高校を受験するのであれば、これまでのように計算の練習をすれば十分でしょう。高校に入って困ることはあるかもしれませんが、きっとまわりも同じような人ばかりですので落ち込むことはありません。しかし、ある程度の大学に進学するような高校を受験する場合、この「きちんと説明する」ということができないと合格は難しいといえるでしょう。これは数学に限らず、すべての科目に共通していますので、これまでより一朝一夕では成績が伸びにくくなっています。勉強を後回しにせずに、その単元を学習するたび、そのタイミングで身につけていくことがより重要になるのです。ですから、昨今の入試では、これまでずっとサボって気がつくと受験生になってしまった子が、大逆転合格をするのが難しいといえます。うちの中3生も、もっと早い段階で入塾していれば、もっと成績が伸びている、または上位校が狙えるという子がいるのは事実です。残念ですが時間は取り戻せませんので、これから人並み以上に勉強するしかありません。話を戻しますが、中2数学の図形問題はすぐにできるようになりませんし、入試にも頻出のところですので、次の定期考査までの1か月の時間をかけて熟成させていきます。

中2英語は準動詞(不定詞・動名詞)に入ります。準動詞の役割さえ理解できれば、大して難しいところではありません。中3の不定詞の応用につながるように正しく理解していきましょう。

中2国語は漢文(漢詩)を数回授業して、その後は現代文の応用問題を扱います。漢文は全く難しくありません。現代文はこれまでよりも文章が長くなりますが、やることはこれまでと変わりません。授業では、精読を通して、文章の論理構造を紐解いていきます。

 

中1数学は、方程式の復習を数回行った後、比例・反比例に入ります。11月の定期考査までに関数を終わらせる予定です。小学校でも少しは触れているところですので、それほど抵抗感はないと思いますし、非常に簡単なところではあります。

中1英語は複数形にふれた後、中1の最大の難所である「3単現のs」に入ります。中学3年間の英語の行方を左右すると言っても過言ではない部分です。ここを乗り越えたら、中2の9月ごろまではスラスラ行きますが、ここでつまづいてしまうと、取り返すのは容易ではありません。中学3年間苦しみ続け、高校に入ってもまともに英文が書けないという残念なことになります。つまづくのはほとんどが適当に勉強しているからです。英語ができない子に「3単現のsって何?どういうときにつけるの?」と聞くと、「HeとかSheに付けるやつですよね?」と返ってくることは結構な頻度であります。まずは3単現のsを何に、どういうときにつけるのかをきちんと身につけることが重要です。その後は徹底的に英作文を書いて、自分自身で動詞の形を判断できるようにしていきます。おそらく3単現のsを含めて動詞の選択というものは、中1の間はずっと追いかけていくことになります。

中1国語は現代文の読解です。夏期講習では説明文の読解を中心にしましたが、ここからは物語文も扱っていきます。説明文とは読み方、マーキングの仕方が異なります。本文には必ずチェックしなければならない言葉、見つけたら反応しなければならない言葉というものがありますので、出てくるたびにそれを伝えながら、精読していきます。古典の指導は11月の定期考査終了後から行います。

 

中3生は入試基礎演習です。11月の定期考査まで、数学、英語、国語は全国入試から問題を抜粋して解いていきます。理科は中2内容の総復習、社会は地理を中心とした入試問題演習です。ここから11月の定期考査まで、そこから冬休み前まで、冬期講習、冬期講習後から私立入試まで、私立入試から公立入試までという5段階でやるべきことをこなしていきます。やり残すことがないように、授業計画を綿密に立てています。中3生は、予習をして授業に臨むこと、授業を聞き逃さないこと、復習をして身につけることだけに専念してください。

 

定期考査第一弾の結果は来週判明する予定です。データがある程度判明したものから報告します。一応ですが、塾としての目標は、塾生の5教科平均430点です。450点と言いたいところですがやや難しそうなので、もし今回430点を達成すれば、次回の目標を450点に上げようと思います。塾生全員が個人の目標点を超えることができるのか、満点合格者が出るのか、学年の順位がどのくらいになるのかなど、生徒が勉強すればするほどわくわくします。さぁ、青凜館生、勉強の成果を思う存分発揮してきなさい!!

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