2024年10月15日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

明日からは定期考査対策

つい先日まで夏期講習をしていたかと思えば、定期考査が約2週間後に迫っています。明日からは定期考査対策の第1陣がスタートします。試験までの2週間は、生徒が自分自身と向き合う2週間です。問題を解けば嫌でも自分の不出来と向き合わなければなりません。とりわけ今回の試験の内容は私が指導していない内容も多数含まれていますので、入塾が遅かった生徒は理解するのに苦労するでしょう。「理解するのに苦労するなら特別授業をすればいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、当塾では「試験前の特別授業」の類は行いません(もちろん質問対応はします)。さらに言うと、入塾前の内容をまた授業するのは、早くから入塾してくれたご家庭に失礼です。あとで同じような授業・指導をするのならば、早く入塾しても、遅く入塾してもどちらでもいいじゃないかということになりかねません。とにかく「特別授業」は行わないということです。

 

近隣の中学校の定期考査では、社会の試験などで分からない漢字があるときはひらがなで読みを書いておけば、点数がもらえるそうです。それも△ではなく〇がもらえるそうです。「教科書に漢字で書かれている用語に関しては漢字で書きなさい」という中学校がある一方、このように「漢字で書けなくてもいい」という中学校もあります。私は以前、福岡県公立入試の最激戦区といわれる地域の塾にいたのですが、「読みを書いていれば〇をあげます」などと聞いたことはありませんでした。一つひとつの漢字を覚えるということは、生徒にとっては面倒くさいこと、あるいは負担となるでしょう。その負担となることを課しているところと、任意にしているところでは、その結果に差が生まれるのは当然です。そのせいか、青凜館生は社会や理科の用語を漢字で書けません。「促成栽培」「平清盛」「並列回路」「裸子植物」など、書けて当然というレベルの漢字ですら書けないのです。子どもたちは中1のときから「漢字で書けなくても、読みがな書けばいいや」という甘えた勉強をしてきたのでしょうが、原因はそれを許してきた学校にもあるように思います。学校が「それでいいよ」と言ってしまえば、生徒が楽な道を選ぶのは当然です。そんなに自分に厳しく勉強できる中学生は多くありません。

 

今回の定期考査は5教科のところが多いです。さらに中3生にはもう部活はありません。点数を非常に取りやすい試験といえるでしょう。塾としては、塾生の平均点として430点を目指しています。夏からの入塾生が多くいますので、前回の塾内平均からは下がることにはなるでしょう(そう考えると、前回は9教科だったわけですから、そんな条件でよく平均450点以上も取りましたね)。定期考査はワーク・教科書・授業プリントの3点をやり込めば80点は軽く超える試験です。逆に言うと、80点を超えていない人は単なる勉強不足・手抜き勉強ということです。できていないのをできていると過信している、あるいはできないことを避けている、またあるいはそもそも勉強する気がないから80点にも届かないのです。これまで80点を取っていない子は、「自分には80点なんか無理だ」という気持ちがあります。定期考査だけでなくても、普段の演習のときに少し難しい問題に出会うと、すぐに「自分にはできない」と思ってしまうのも、これに近いものがあります。これが大変厄介なんですね…。この「敗北感」「劣等感」を払拭するためには、一度でも本気で勉強して、なおかつ過去最高点を取ることです(ただし過去最高点と言っても300点台では達成感はありません。400点台を目指すべきでしょう)。受験の点数を伸ばすことは容易ではありませんが、定期考査程度の勉強であれば、本気になって勉強すれば、結果はすぐについてきます。この2週間は塾生には本気になって勉強してもらいます。私も生徒と一緒に本気で勉強します。「集中して勉強するということはこういうことなんだぞ」というのを身をもって示すつもりです。私にとって入試問題を何時間も解くことは、大したことではありません。生徒よりも圧倒的に勉強の知識を持っている私ですら自分の知識を高めるために何時間も勉強するのですから、生徒はいくら時間があっても足りないことでしょう。時間は有限ですので、自分で優先順位をつけながら、学習を進めることを期待しています。どこまで勉強に本気になれるか楽しみにしています。


6日(木)からは塾に来ることができる時間から来てください。家で10分ダラダラするたびに、1点ずつ得点を失っていくという危機感を抱きましょう。来週から定期考査対策の生徒は、今週は通常の時間に来てもらえれば構いませんが、予め提示している課題を必ず進めるようにしてください。まだ学習会期間ではないからといってダラダラ勉強するくらいなら、早く来て勉強に取り組むべきです。なお、土曜日は10時~22時、日曜日は10時~18時(残って勉強したい生徒は22時までは勉強可能)で学習会を行います。勉強道具のほかに、昼食、飲みもの、軽食等を持参ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。