2024年5月19日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

どの塾で成績を上げるか

本日、夏期講習の新聞チラシを入れました。お読みいただきご興味があればお問い合わせください。

 

さて、夏期講習というのは、これまで塾に通っていなかった中学生が塾に通い始めるタイミングとして非常に多い時期です。また、別の塾に通っていた子が何らかの理由で転塾するタイミングとしても多い時期です。塾というのは食料品や消耗品の買い物と違い、ころころと変更する類のものではありません。「マヨネーズはあの店で買って、トイレットペーパーはこの店で買う」などということはよくありますが、「6~7月はA塾に行って、夏期講習はB塾に行って、9月からはC塾に行こう」というパターンはないということです。まれに夏期講習の費用を安く抑えるために、「夏期講習だけ他塾に行く」ということがあります。確かに塾生は5~6万円支払うのに、新規生がその半額以下の2万円で受講できるのであれば、その気持ちはわからなくもありません。私自身、大手塾で働いていたとき、「夏期講習だけ、他塾の生徒を受け入れたこと」もありますし、「夏期講習だけ、他塾に生徒を通わせたこと」もあります。

 

いずれにしても、一つ言えることは「夏期講習で生徒の成績を上げよう、受験に対応できる力を身につけさせるんだ」と本気で考えている塾はごくわずかだということです。夏期講習や春期講習などの季節講習は、どうしても新規生・体験生が多くなります。季節講習で塾の職員が考えていることは「いかに生徒を継続させるか」ということです。「季節講習以降も塾に通わせる」ということが最大の任務なのです。職員会議でも「どの生徒が継続するのか、どの生徒は継続を悩んでいるのか」ということが大きなトピックで、生徒の成績云々というところは後回しなのです。生徒の増加数が、インセンティブなどに反映されますので、それはそれは生徒に対して必死に「優しい言葉」を言い続けます。「こんな簡単な問題できないと、受験では話にならない」と本当であれば言いたいのに、そこをぐっとこらえて「大丈夫だよ。これから頑張ろうね」という何の為にもならない言葉を言います。「なんで宿題をしていないの?理由をいいなさい」と言いたいのに、「じゃあ次回までにやってきてね」という表面をなでるようなことしか言いません。その理由は簡単です。厳しいことを言って「なんかこの塾って居心地悪いな」と思われないようにするためです。「この塾って楽だな」と思わせるためです。入塾にあたって、「ああ、なんかこの塾すごくいいこと言ってくれるな」と思ったときは要注意です。ただ「優しい言葉」だけを並べているだけではないですか?その言葉から「必ずお子様の成績を上げます」「そのためにやるべきことはやってもらいます」「やるべきことをやらない場合、きちんと指導します」というものが見えますか?もし見えないのであれば、その塾はただ単に生徒数を増やすことしか考えていないと思うべきです。入塾しても成績など一向に上がりません。優しい言葉をかけてくれるのは初めだけで、正式な入塾届を出した瞬間からは、他の新規生に気持ちが向かうのです。

 

転塾しようかなと考えている方もいると思います。もしその塾に2か月以上通って成績が上がっていない場合、さっさと転塾したほうが得策です。当たり前の指導を2か月間も続けていれば、普通であれば成績は上がります。例えば模試の成績、定期考査の点数、あるいは学校の授業の理解度など、明らかな変化が見られるのが普通です。にもかかわらず、模試の成績も上がらない、定期考査もそれほど変わらない、学校の授業もイマイチなのであれば、その塾に通っていても無駄です。お金も時間も労力もすべてが無駄になります。夏期講習で何万、何十万と支払う前に、成績の上がる塾を探してください。中には「成績も少しずつ上がっているけど転塾を考えている」という人もいるかと思います。このパターンが転塾の中で一番難しいものです。成績が少しずつでも上がっているわけですから、そこの塾は当たり前の指導はしているはずです。決して授業や指導が崩壊しているわけではないでしょう。その塾に何か月、何年と通っているのであれば、そこの指導者も生徒の実力をある程度は把握しているのでしょう。でも今の塾にしっくりきていない。仮に転塾したからと言って成績が上がる保障などがあるわけではありません。転塾した先の塾が期待外れだった、ということも起こり得るでしょう。中3生であれば、夏期講習以降に塾を変えるのはかなり危険です。というのも、9月以降というのは塾によって指導する内容がばらばらなので、授業についていけない可能性が大きくなるからです。それに対して、夏期講習前はどこの塾もだいたい指導する内容、進度は同じですので、スムーズに入ることができます。中3生が転塾するのであれば「夏期講習」というのがラストチャンスだということです。転塾する場合、頭に入れておかなければならないのは「自分に100%ぴったり合う塾などは存在しない」ということです。「全部自分の要望をかなえてほしい」という思いは、逆に自分自身の塾選びを苦しめることになります。塾選びの際には「これだけは譲れない」「これがあれば絶対にダメ」というものはしっかり持ちながらも、あまりがちがちに考えない方がいいでしょう。

 

当たり前の指導をやっている塾であっても、転塾したほうがいい塾というものがいくつかあります。私自身の考えですので参考程度に読んでください。

 

①授業中に生徒がうるさい

発言を許されていないのに生徒が勝手な発言をしている授業を提供している塾はまずいです。それは生徒の活気があるなどという話ではなく、授業として成立していないと思うべきです。自分は「勉強頑張りたい」と思っているのに、その自分の思いとかけ離れた生徒が同じ教室内にいる場合、そのうるさい生徒を何とかするように指導者に言うか、自分自身が塾を変えるかしかないでしょう。

 

②職員が勧誘電話ばかりしている

この時期、塾からの勧誘電話が多くありませんか?その電話をしているのは、もちろんその塾の職員です。ひょっとしたら先生に質問したいと思っている生徒がいるかもしれません。先生に進路相談をしたいかもしれません。でも先生は電話で勧誘することに必死です。そんなところで質問したところで、誠心誠意の回答を期待するのは難しいでしょう。目の前にいる塾生以上に優先するべき生徒はいないはずです。

 

③質問できない

これは②と被ってきますが、先生が質問を受け付けない雰囲気を持っていたり、あるいは他の生徒と仲良く話していたりして、質問できるタイミングがなかなか無い場合、転塾を考えてもいいでしょう。とりわけこれから入試問題演習になると、質問することが爆発的に増えてきます。にもかかわらず質問する隙が無いというのはありえません。

 

④これからやるべきことが見えない

中学生は初めての受験というものを迎えるのですから、「いつまでに何をやって、いつからこれを始めて、今はこれができないとダメだよ」というものを示すべきです。もし今の塾で、「夏期講習までに何をするのか」「夏期講習で何をするのか」「9月以降何をするのか」というものを全く話さないのであれば、それは子どもたちに受験を戦わせる気が全くありません。これから何をやるのか分からないまま夏期講習の40日間を過ごすのと、「これをやらないといけないんだ」と予め意識したうえで40日間を過ごすのは、40日後の成果は全く違います。

 

⑤今のままでは志望校に届かない

今の塾で頑張っても志望校に届かない、あるいは届きそうにないのであれば、より成績が上がる塾に変えるのがいいでしょう(この地域には成績が上がる塾は数少ないのですが…)。

 

いろいろ書きましたが私が一番言いたいことは、「青凜館では夏期講習受付中」ということです。細かいことは《2018年夏期講習》をお読みください。中学生だからと甘やかせることはありませんので、成績は伸びます。事実、塾生の成績はあり得ないぐらい伸びています。あまり大々的に言われませんが、中学校の勉強は「勉強すれば誰だってできるようになる」のです。勉強するか、勉強しないかの問題です。であれば青凜館では子どもたちにしっかり勉強させて、成績を上げていきます。青凜館の夏期講習では新規生の授業料が格安なわけではありません。継続するようしつこく勧誘しませんので、夏期講習を受けて継続しないのであればそれで構いません。でも夏期講習を受講する生徒には成績の上がる指導を提供します。時には厳しいことも言うでしょう。現実を突きつけることもあるでしょう。決して安くはない授業料を頂く以上、子どもたちに実力を認識させて、実力を高めていくことは当たり前だからです。各学年9名までの少人数指導ですので、お早めにお問い合わせください。

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