2024年2月28日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

単語とつづりと発音

英単語を覚えるときに、つづりを日本語化しなければ覚えられない子がいます。「message」を「めっさげ」、「culture」を「くるちゅれ」といった具合です。これはほとんどの子どもが通る道で、だれしも「welcome」を「うえるこめ」と言いながら覚えたのではないでしょうか。しかし青凜館に入った以上は、そのような短絡的な暗記法からは卒業してもらいます。「envioronmental」のような長い単語ならまだしも、「message」「culture」程度の単語を日本語化することに恥ずかしさ、ダサさを覚えなければなりません。

 

そもそも英単語の発音は適当に決められているのではなく、一定のルールをもとに発音されています。小学生向けの英語塾の中には、つづりと発音との間にある規則性を学び、正しい読み方の習得をめざす授業を行っているところもあります。いわゆる「フォニックス(phonics)」というものです。「ea」というつづりは「イー」もしくは「エ」と発音することが多いため、「leave」という単語の発音は絶対に「レアヴ」にはなりません(この間違い方は実際に中2の生徒が犯したものです)。ただ、フォニックスを1からすべて覚えることにあまりメリットを感じませんし、そもそも中学生であればある程度の英単語ストックがあるわけですから、それらを頼りに発音を推測することは十分可能です。先の「leave」の「lea」の部分は、基本単語である「read」の前半部分と似ていますし、「ve」の部分は数字の「five」と全く同じです。英単語を覚えること一つとっても、知識を切り離したまま進めようとすることほど非効率的なことはありません。ちょうど国語の授業で取り扱った「点の知識」ではなく「面の知識」にすることで、全体像をつかむことができ、見当がつけられるのです(国語のテキストを決めた理由は、設問自体が良いというのもありますが、何よりも文章自体が優れていたり、子どもたちが考えるべきテーマが多く取り扱われていることがあります。大人が読んでも「ふだん意識しなかったけど言われてみれば確かにそうだ」と思えるものばかりです)。

 

英単語をつづりの読み方ではなく正しい発音と一緒に覚えることには2つのメリットがあります。一つは、試験のリスニングや発音・アクセント問題に対応できるという点です。リスニングでヒントとなるのは流れてくる音声というのがほとんどです。その際、間違った単語情報しか入っていなければ、流れてくる音声を適切に受容することができないのは自明です。待ち合わせをするときに「赤いコートを着ていくね」といったにもかかわらず「白いコート」を着ていったら、相手に気づいてもらえないのと同じで、伝える側と受け取る側が同じ情報を持っていてこそ、正しく伝達ができるのです。

 

もう一つのメリットは、正しい発音を持っていると、私たちの日常生活とのつながりが見えるという点です。「clean」という単語を「クレアン」と言いながら覚えると、意味の予測というものが立てづらいですが、「クリーン」と発音すると「クリーニングのクリーン」「クリーナーのクリーン」「クリーンな環境のクリーン」と普段使う言葉との関連性が生まれます。私たちの身の回りには以前と比べ数多くのカタカナ語が溢れています。それは英語を学習し、英単語を覚える子どもたちにとってはよりよい環境にあると思っています。正確な意味が分からなくても、日ごろ使う言葉からぼんやりと意味が予測できるからです。しかし予測するにも「正しい発音」を知っているというのが条件です。そのために単語帳にはCDがついています。ものを活かせる人間と活かせない人がんがいますが、是非とも活かせる人間になってください。そして、小テストには一発合格しましょう。

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