2024年10月9日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

挨拶は大切です

青凜館の生徒が教室に入ってくるとき、生徒が挨拶をしてから、私が挨拶するようにしています。それは、外から入ってくる人間が先に挨拶をするのが普通だからです。こんなことを言うと私が堅苦しい人間だと思われるかもしれませんが、それは常識の範囲です(塾であればお客さんと店員の関係だから、店員である指導者が先に挨拶すべきだと思われるかもしれませんが、私は子どもたちをお客ではなく「生徒」として見ています。塾においてお客さんは親御さんなのです)。友達の家に遊びに行ったとき、仕事で他社に赴いたとき、まず外から入る人間が「こんにちは」や「失礼します」などというのは当然です。でなければあまり歓迎されないでしょうし、印象はよくありません。子どもたちの中にはそもそも挨拶をしない人もいれば、会釈だけはやろうとする人もいます。「挨拶なんて面倒くさい」とでも言わんばかりの表情をする子さえいます。一部の学習塾が、「挨拶などのしつけを行います」というサービスを行っているのですが、それは塾の役割ではないだろうというのが本音です。中学生にもなってまともに挨拶もできない人に、これからどんなものが生み出していけるのだろうとさえ思います。幸いにも、青凜館生は春期講習の初めから挨拶をしてくれていましたのでその点は安心です。授業終わりには、すべての生徒が「ありがとうございました」と言って帰っていきます。はじめだから意識的に言っているのかもしれませんが、そうだとしてもそれを口にできるというところは大切でしょう。子どもたちにはこういう当たり前のことを面倒くさがらずに、大切にして進んでいってほしいと思います。

 

春期講習は各学年1日のみとなりました。これまでの授業で、講習前にはできなかったこと、気づかなかったこと、忘れていたことがかなり身についています(それは塾としては当然と言えば当然のことですが)。青凜館の強みは、その成長スピードが圧倒的に早いということです。春期講習は復習がメインですので、ポイントを絞り、一つのことを徹底して、子ども自身が考える場面をうまく作ることに集中しています。勉強することに集中しているので、「きついな」という場面もあるでしょうが、おそらく春期講習を受けなければ自分の実力を疑うことなく進級していたであろう子どもたちに「本当にそれで大丈夫なのかい」という疑問を呈し、立ち止まって考えるきっかけになれているとしたら春期講習に参加した価値はあるでしょう。私は毎日同じことを繰り返します。「丁寧にやりなさい」「よく考えなさい」「具体的に考えなさい」「きちんと読みなさい」「ミスを反省しなさい」などは私の口癖のようなものです。というのも成績が伸びる子はこういうことに手を抜かない子だからです。成績を上げようと思えば、成績が上がる考え方・やり方をするというのが手っ取り早い方法です。子どもたちが甘やかされる今日、地域に一人くらい私のように細かなことをしつこく指導する大人がいてもいいのではないでしょうか。そんなことを思う新年度です。

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