2024年7月27日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

暗記なんて、やれば誰でもできる

コロナの休校でストップしていた塾生募集を再開しております。6月から入塾される方には、少しでも授業にスムーズに入れるよう、2回ほど補習にお越しいただきます。6月の指導単元はこちら(⇒6月授業予定)にのせています。入塾をお考えの方はお問い合わせください。

        

中1・中2の理科は遠慮なくどんどん進んでいます。中1は被子植物まで進みました。植物のつくりを確認しながら、分類表を完成させています。次回の授業で胞子でふえる植物を扱い、植物の範囲は早くも終了です。今年度からの中1生物は、生物のつくりを覚えながら、分類を完成するのがメインです。実験結果を分析したり、数値を比較したりという思考はほとんど不要で、ただ語句を暗記し、分類すればいいのです。もっとざっくり言えば、暗記できれば点が取れるということです。私は「暗記が苦手」という言葉を全く信じていません。というよりも、生徒のそんな言い訳は聞き入れません。理由は簡単。覚えなければ点が取れないからです。苦手だから覚えなくていい、ということはないからです。「覚えたくない」という言葉は、そのまま「成績を上げたくない」と言い換えることができます。暗記が苦手なのであれば時間をかけて覚えるべきですし、回数をこなすべきです。ちなみに、先日の授業で顕微鏡の各パーツの暗記をさせました。はじめに説明し、3分ほどの暗記タイムを設けると、すべて覚えることができていました。また、別の授業日には、裸子植物と単子葉類と合弁花類の具体例を覚えさせましたが、ゴロを使って2~3回確認すれば、すべて覚えることができました(当塾では裸子植物4つ、単子葉類5つ、合弁花類5つを覚えさせています。私の中にも「なんでいちいちこんなもの覚えなければならないんだ」という気持ちはありますが、具体的な植物の分類が入試に出題されるので、覚えてもらいます)。1日で100個も200個も覚えるわけではありません。せいぜい覚える語句は10個程度しかありません。もしそれでも「覚えられません」というのであれば、それは手抜き・不勉強でしかありません。

     

中2では化学変化の酸化・還元まで進んでいます。次回からの質量計算からは出来不出来が分かれ始めます。苦手にする子が多いところなので、2週に分けて慎重に進みます。きちんと「授業⇒復習⇒問題演習⇒やり直し」をしてもらえればできるようになります。授業だけで「分かった気」になっていてはいけません。「自力で解ける」までいけば、この単元の卒業です。ちなみに、中2理科でも最初に最低限必要な元素記号と化学式を覚えさせました。はじめは意味不明な記号を暗記させられて「つまんねー」と感じたでしょうが、そこで覚えた結果、今はそれらをパッと引き出すことができています。現在、面倒な元素記号や化学式を覚えなくていいので、目の前の学習内容における大事なポイントの理解に力を注ぐことができるのです。また、はじめは「分子をつくる」「化学式」などの言葉がよく分からないでしょうが、授業の中で何度も繰り返し説明し、使っていけば慣れていきます。「酸素の化学式言ってごらん」と投げかけると、はじめは「O」と答えていた生徒も、繰り返し分子の説明をすると、いつの間にか「O2」と答えることができるようになります。「酸素の化学式はO2」というのが当たり前だと思えるようになるのです。一見面倒くさそうなものに出くわしたときに、「面倒だからやめておこう」としているとますますできなくなります。面倒なものであっても、何度も触れているとぼんやりと実体が見えてきます。そして一度実体が見えると、その実体はますますくっきりと見え始めます(隠し絵の中の隠れた部分に気づくと、それが見えるのが当たり前になるのと似ています。今まで見えていなかった自分とは違う自分になっています)。学習のはじめには、ある程度の忍耐力が不可欠なのです。ここで逃げ出す子が多いのは、残念というか、自分の可能性を狭めているというか…とにかくもったいないことです。

      

中1・中2の理科・社会授業は、今年度が2年目です。昨年度の反省をもとに、授業の進め方(単元の並び・授業進度・授業プリント・授業と演習の配分など)を大きく変えています。今のところ、着実にいい感じで進んでいます。ただ、定期考査など実力を発揮する機会がないのが残念です。いずれやってくるであろうそのときのために淡々と実力を養成していきましょう。

     

     

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