2024年2月28日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

ドリル・ドリル・ドリル

来年度から「小学生」は、新学習指導要領の全面実施となります。学習指導要領がどのように変わるのかを把握している保護者の方もいれば、変わることは知っているけれど、具体的な内容は分かっていない方もいるでしょう。中には、学習指導要領が変わることを知らない(気にしていない)方もいるかもしれません。大きな変更点としては、小学英語が教科化され授業時間が大幅に増加することと、プログラミング教育が始まることです。「子どもたちの将来を見据え、必要な力を小学校から身につけさせよう」という目的なのでしょう。「小学校から英語を学習する必要性」「プログラミングを学ぶ必要性」についてあれこれ言うつもりはありません。しかしながら、いちばんの懸念は、「子どもたちにとって良いことを義務教育で身につけさせる」という高い理念を掲げた結果、学習の土台となるべき「国語」「算数」の学習量が減少することです。絶対的な学習時間が変わらないのにもかかわらず、習得するべきことが増えるのですから、一つひとつの習得にかける時間は少なくなります。そのあおりを受けるのは、紛れもなく演習時間です。限られた学習時間で、すべての学習内容を指導しようとすると、演習に充てる時間や演習量を減らさざるを得なくなります。塾の指導でも、遅れを取り戻したいときには、演習時間を削れば簡単です。こちらから基本事項を説明し、解き方を見せ、「あとは宿題でやってきて!」とすればいいのです。もちろん、授業内で全ての問題演習をするのは不可能で、ある程度は家庭学習に回すことは当然です。宿題として出されたものを、自分一人で解くという練習を欠くべきではありません。しかし、それは、授業で一定量の練習を積んでいるというのが前提です。宿題は、授業時間の不足を補うためのものではなく、知識・技能の定着をはかるものであるべきなのです。

      

当塾の小学生の算数は、時間の大半を問題演習に充てます。「こうやって解く」「こうやって考える」ということを一通り指導した後は、ひたすら問題を解きます。ふつう、子どもたちは「分かる」「知っている」で満足してしまいます。ところが、現実は「分かる」だけでは役に立ちません。「分かる」ことを使って問題が「解ける」、問題解決が「できる」というところまで高める必要があります。さらに、その上を目指そうと思えば、ただ「解ける」、「できる」で終わらず、「速く解ける」「無駄なくできる」を目指すべきです。そして、そこに至るためには体に染みつくまでドリル・ドリル・ドリルを繰り返すことが重要なのです。小学校で新学習指導要領に変わることで、演習時間・演習量が減り、知識も技能も中途半端になってしまうかもしれません。そういう意味で、学習塾に求められるのは、小学英語に力を入れることでも、プログラミングの講座を開くことでもなく、基本練習を徹底することではないかと思っています。

      

ちなみに、小学校が新学習指導要領になっても、当塾の小学生は現状通り、国語と算数の二本柱の指導を徹底します。英語については、6年生の1月から指導しますが、それでも小学生の間は文法を扱う予定はありません(ひたすら単語を覚えます)。文法は中学生でbe動詞から始めます。当塾としては、小学英語はあまりあてにせず、中学の3年間で1から英語を教えていく予定です。

    

     

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