中3生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。これで義務教育からの卒業です。この1か月間で学力が崩壊しないようにしてください。大学受験はすでに始まっていますよ。
入試問題分析はいったんお休みです。今日は春期講習についてです。詳細な内容はこちらをご覧ください → 2019年春期講習
3月23日(土)から春期講習を行います。現在、春期講習生を募集しております。
※明日3月9日(土)とあさって3月10(日)の13時~18時は塾におり、授業もありませんので、お問い合わせ、お申し込みはご遠慮なくどうぞ。また、直接こちらにお越しいただいてもかまいませんが、詳しい説明を希望される場合には、あらかじめお電話いただくとスムーズにご案内することができます(TEL:092-410-5377)
(もちろん、上記以外の日程時間であってもお問い合わせを受け付けております)
中学生クラスについて改めてご紹介します。あわせておすすめポイントものせています。
新中3生は、これから1年間で受験で点数を取るための力をつけなければなりません。きっと入試までにやるべきこと、身につけるべきことの多さに辟易するでしょう。1年なんてあっという間に過ぎていきます。中1、中2生は多少の遠回りをしても、必要な力をじっくりと植え付けていかなければなりませんが、中3生にはその余裕はありません。効率よく点数になる勉強をするべきです。中3生には、そのためのやり方、順序、テクニックを1年で伝授します。中3の春期講習は5教科すべて栄養満点・必要不可欠な内容を扱いますが、その中でもおすすめポイントとして国語と社会を紹介します。国語は説明的文章の読解を5日間行いますが、そのうち2回分で、2019年、2018年と2年連続公立入試で出題された「日本vs西洋」という構図の文章を扱います。「日本vs西洋」は対比構造をとらえやすい問題であり、説明的文章読解の基礎中の基礎ですので、まさに受験生としての1年のスタートにふさわしい問題です。これから、受験で点数を取ることを目指すうえで、「何となく解く」から早く卒業する必要があります。春期講習では、国語には読み方、解き方があるということを知ってほしいと思います。また、社会は、昨日の社会の分析にも書きましたが、春期講習から4月以降の通常授業にかけて、近代・現代の歴史を指導します。たとえば明治維新、たとえば自由民権運動、たとえば日清戦争…いまひとつつながりや時代感覚が分かっていない受験生が多いところです。覚えなければならない語句が多くなり、重要年代も増えてきます。春期講習では近代のスタートである「江戸幕府の滅亡」と「明治時代の初期政治」に絞って指導します。中3生に「江戸幕府の滅亡」から指導する塾はほとんどないでしょうが、当塾では指導します。理由は2つです。1つは近代以降の歴史が入試に多く出題されるから。もう1つは受験生の理解が薄いところだからです。中3クラスは生徒募集中です。「これから1年でどうにかしなければ」という方はぜひ!
新中2生は、中1で学習したことをベースに、より学習内容が発展していくこととなります。すでに中学校の定期考査では中1の段階で上位と下位の差はとてつもなく広がっているようですが、中2ではさらに広がります(もちろん中3になるとさらに広がります)。国語では古典の読解が本格的に始まり、数学では連立方程式・連立方程式・合同・確率など入試頻出単元のオンパレードです。英語は過去形・助動詞・There is・不定詞・動名詞・比較など、新出内容が続々と襲ってきます。もちろん理科・社会でも覚えるべきことが増え、より発展的な内容を学習していきます。中1の段階ですでに学力が傾きつつあるお子様は、学年が変わるこのタイミングを逃してはなりません。立て直すのであれば、ここしかないでしょう(傾いた状態のまま中2での学習が始まれば、ズルズル下降していってしまうのは目に見えているはずです)。中2の春期講習のおすすめポイントとしては、数学を紹介します。春期講習では方程式と比例・反比例のみに絞って指導します。できることならば、図形分野も資料の活用も指導したいのですが、たった4日間しかありませんので、特に重要なものだけに特化しています。なぜ方程式と比例と関数なのか、それは中2で学習する連立方程式と一次関数に備えるためです。連立方程式と一次関数は中2数学の前半の大きな山です。山ということは越えられずに脱落する子も数多くいます。もちろん塾生には途中で下山することなく、頂上に登ってもらいますが、そのための準備として、中1の一次方程式、比例・反比例をマスターしているということが欠かせません。「一次方程式はもう余裕!」「比例・反比例なんて楽勝!」という状態をつくっておかなければなりません。子どもたちは自分では分かっていると思っていても、実は基本を理解していない、少しひねった問題だと太刀打ちできないということも多いですので、春期講習では今一度、方程式と関数の基本をおさえ、中2の内容に進むための万全な準備を行います(ちなみに、通常授業では文章題を含め連立方程式の指導にかなりの時間をかけていきます。5月末から夏期講習前までみっちり連立方程式です)。新中2クラスの春期講習はあと2名で一旦ストップします。受講を考えられている方はお早めにお問い合わせください。
新中1生は何といっても新学習指導要領の先頭学年であるということをご理解ください。新中1生が中3になる年度より新学習指導要領の本格実施となります。また、中1、中2のときには、本格実施に向けての移行措置として学習内容の追加、削除が行われます。現在の中学生とは内容が変わっていますので、多少ややこしさを感じると思われます。特に気をつけなければならないのは英語です。新中1からは、英語の学習内容が大幅に増えます。簡単に言うと、高校の学習内容が中学に降りてくるということです。また、目安となる中学卒業時点での単語数も、今の2倍近く要求されています。現在でも英語がボロボロの中学生が多い中、単語数、文法数が増え、さらに4技能の流れも加速しています。はっきり言って、新中1生はかなり英語の負担が大きくなります。ただし、裏を返せば、英語はきちんと学力を積み上げていくことで、より周りと差がつくことになる科目だといえるでしょう。中1のおすすめポイントはまさにこの英語です。中1英語では文法を一切扱いません。“I am Yumi.”や“I have a pen.”の指導はしません。4日間みっちり単語の習得を行います。英単語は英文をつくる部品です。部品をできるだけ多く持っていると、文法の習得が早まりますし、表現の幅が広がります。また中1の最初の段階で英語の発音の基本やつづりの規則性を知っておくと、これから先に英単語を覚えるというストレスが軽減されます。先ほども書いたように、新中1にはこれまで以上の単語数が求められます。問題や教科書の中の単語が分からないストレスを抱え、単語を覚えないといけないストレスが生じ、単語がなかなか頭に入らないストレスまで生まれ、それが勉強したくない気持ちにつながり、成績が下降する…。まさに勉強のデフレスパイラルです。逆説的ですが、「単語を覚える」ストレスを少しでも軽減するために、最初にある程度の単語を覚えるべきなのです。スタートで優位に立つことが重要です。授業では1つ1つの単語について、つづりのポイント、発音のポイント、意味、使い方、間違えやすいポイントなど事細かに説明します。それは、できるだけ単語を印象に残し、覚えやすくするためです。その後確認テストを行い、覚えているかチェックします。1日に30単語、4日間で120単語が目標です(余裕がある子には180単語を目指してもらいます)。4月以降の通常授業でも英単語は覚えていき、7月までに500単語を習得します。「うちの子にできるかしら…」と思われるかもしれません。もちろん何もしなければできないでしょうが、「覚えないと!」と思えば、500単語なんて全く難しくありません。新中1春期講習生はまだまだ受付中です。強靭な学力をつくりあげていきましょう。
当塾の指導の根底にあるのは「子どもたちの学力向上をめざす」ということです。「そんなの学習塾であれば当たり前ではないか!」と思われるかもしれませんが、学習塾の中にはそうでないところも決して少なくはありません。たしかに当塾など、大手塾からすると吹けば飛んでいくような小さな小さな塾ですが、だからこそ一人一人の生徒の学力と学力向上に責任をもって向き合っています。
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