2024年6月20日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

2月定期考査の結果です

現在、春期講習生を募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

       

本日、県立高校入試の志願倍率が発表されました。新宮の定員が増えた分、新宮に受験生が流れた印象が否めません。昨年であれば香椎を受験していた子が、新宮に上げたり、香住丘を受験していたであろう生徒が、新宮に落としたりしたことが考えられます。確かに新宮の定員は増えましたが、そもそも推薦での合格者が多いですので、決して合格しやすくなるとは限りません(昨年もそうでしたが今一つ香住丘の人気がないのはどうしてでしょう)。受験が迫ると、友達が「倍率高いけどどうしよう~」など不安を煽ってくるかもしれませんが、そんなことには動じてはいけません。自分自身を合格させることができるのは自分だけです。他人のことに構っている暇はないでしょう。いずれにしても、受験は1点、2点で合否が分かれることになります。あと2週間で勉強するものをすべて習得するつもりで、より集中力を高めて勉強していきましょう。

      

さて、2月の定期考査の結果が出そろいました。以下は塾生の平均点です。(1、2年生のみ。小数点は以下切り捨て)

国語79点(前回から-1点)

数学93点(前回から+3点)

英語87点(前回から+3点)

理科77点(前回から-5点)

社会89点(前回から-1点)

5教科合計426点(前回から-2点)

      

結果的に、合計点は前回の定期考査からわずかに下げることとなりました。結果はもうどうあがいても変えられませんので、私たちにできることは具体的な反省点をあぶりだして、次に生かしていくことです。簡単に今回のテストでよかった点と改善すべき点を振り返ってみます。

   

よかった点は、なによりも定期テストの勉強の仕方が分かってきたことでしょう。どれから手をつけるべきなのか、どのような勉強をすればいいのか、どのレベルの問題まで解くべきなのか、いつまでに終わらせればよいのか、副教科とのバランスなど、定期考査の勉強のやり方というものを、最初の定期考査の勉強とは比べ物にならないほど理解しています。毎回書いていますが、当塾の定期考査対策は、大人が教材やら授業やら何もかもを提供するのではなく、子ども自身で考えながら学習法を組みたたて実行していくものです。初めは自分の得意な科目ばかりに手をつけ、苦手なものを避けていたり、教科書やワークの問題をそのまま写して、大幅に時間をロスしていたりした子どもたちも、「それでは点数が取れない」ということに気づき、何がダメなのかを考え出します。そして、自分で考えて行動に移したことで結果が出た場合、それは大きな成功体験、あるいは経験値として自分の中に蓄積されていきます。定期考査の勉強は、決して知識を身につけるためだけにあるのではありません。「何を、どう勉強していけば点数が取れるのか」を考えて実行していくことで、勉強のやり方を大きく研ぎ澄ませることもできるのです。塾に通う生徒の中には、中学校の定期考査はそこそこ点数が取れたけれど、高校では点数が取れなくなった、という子がいます。その理由は簡単で、中学校は塾がテスト対策教材も、勉強のしかたも準備してくれていたので、何も考えずにただそれをこなしていけば点数が取れていたけれど、そのせいで自分で考えてテスト勉強する力が育っていないのです。周りから何も与えられなくなって初めて、「勉強ってどうすればいいんだっけ?」と悩みだします。そういう点で、中学の早い段階で塾生が勉強のやり方を悩みながらも構築し始めているのは大変いいことです。ただし、気をつけなければならないのは、勉強法にはゴールはなく、つねにもっといいやり方を模索しなければならないということです。一つのやり方だけに固執してしまうと、それは同時に思考や実力の停滞につながることがあります。今回うまくいったやり方が、次もうまくいく保障などどこにもないのです(今回も大丈夫だろうと高をくくって失敗した生徒がいましたが、そういう場合は「なぜ思うような結果にならなかったのだろう」「何が足りなかったのだろう」ととことん原因を追究して、次回の失敗を防ぐ必要があります。凡ミスの一言で片づけてはいけません。凡ミスをするのがその子の実力だと認識させなければ、事態は好転しないでしょう)。

       

一方、改善すべき点は、国語と副教科の勉強です。開校から国語の点数はずっと課題となっています。国語の6月の平均点は83点、9月は78点、11月は80点で、今回も79点と、今一つ突き抜け切れていません。たとえば社会は6月が94点、9月は94点、11月は90点、今回は89点であり、国語と社会の差は毎回10点以上ついていることになります。原因は主に2つ考えられます。1つ目は単純に勉強不足です。国語の勉強にかける時間が他の教科に比べて圧倒的に少なくなっています。国語の文章は学校の授業でじっくりと扱いますので内容を分かった気になっていますが、いざ本番でワークとは違う問われ方をしたり、見たことない問題が出たりすると、一気に穴が露呈します。ワークなどの問題をさっさと終わらせることに意識が向きすぎて、内容の理解や解答根拠の把握が不十分であったのでしょう。

      

原因の2つ目は、解答スピードの意識の不足です。いくら内容を理解していたとしても、実際に解答を導く速さや解答欄に書く速さが遅ければ、見直しの時間が確保できないどころか、最後まで解き終わらないという残念な結果を招きます。せっかく勉強したのに、問題文を見ずに終わってしまう問題が出てきてしまうのです。当塾でも、毎回必ず1名は最後まで解き終わらない子がいます(もちろん問題数が多すぎることにも多大な原因はありますが…)。本番のテストでいきなり加速することなど無謀ですので、きちんと練習の段階で、「時間」を意識して問題演習にあたることが必要です。ただし、最初から、「スピード」や「時間」ばかりにこだわっていてはいけません。理解が疎かになるからです。初めは、多少時間がかかってでも内容を理解したり、解き方を理解したりすることに注力するべきでしょう。しかし、問題を解くための準備ができたのなら、のんびりと、ゆっくりと問題を解いていてはいけません。スピードを意識することで、時間内に解き終わることができるようになりますし、練習においては数多くの問題と対峙することもできます。

       

それ以外にも教科書内容以外の問題に対応できる実力がないことも挙げられます。たとえば理科では教科書やワークでは扱っていない問題が出たことで、真の実力が丸裸にさせられてしまいましたし、作文ではその場で短時間で自分の立場を決めて、まとめ上げることができないため、大きく時間をロスしたり、内容で減点されたりしてしまいます(作文を出題するのは良いですが、それ以前に作文の書き方や採点基準を学校の授業であらかじめ示しているのか気になるものです。でなければ、何をどうすればいいのか、生徒は途方に暮れるだけでしょう)。

      

副教科は、ほとんどが暗記ですので、ただ単に「学校で勉強したことを覚えなさい」としか言いようがありませんが、そもそもの勉強時間が少ないのが気になります。やはり5教科におされて、勉強時間が圧迫された結果、勉強時間が少なくなるのでしょうが、そうなることが分かっているのであれば次はどうすればいいのか分かるはずです。5教科の勉強を早く始める、5教科の勉強と副教科の勉強のバランスを少し変えてみる、副教科の勉強がすくなくて済むようにこれまで以上に集中して学校の授業を受ける、など様々なやり方が考えられます。これは次回のテスト対策に期待するとしましょう。

      

高得点を取れた子は、勉強について悩み、反省する必要はないかというとそんなことは一切なく、反対に点数が上がるにつれ悩み、反省することが多くなります。正しくは、あれこれ考えているから点数が上がっていると言うべきでしょうか。一度でもいい点数を取った子は、その後思うような点が取れないと、過去の自分とのギャップに苦しみ、自信を喪失することもあります。自信を回復するためには、テストで再びいい点数を取ることしかありません。そのためにどう対策を練るべきかを子どもたちも、私も考えていかなければなりません(とりあえず、新年度からは中1・中2でも理科・社会の指導を始めることは決定しています)。

        

学習塾の役目は、子どもたちに知識を与えることだけではなく、子どもたちに思考の経験を積ませることもあります。世の中には、通いさえすれば劇的に学力が身につく学習塾というものは存在しません(やる気スイッチを見つけてくれて、やる気を出させてくれる塾はあるようですが…)。どの塾に通おうと、そこで子どもたち自身が考え、努力しなければ、実力として身につくことはないということを忘れてはいけません。親に無理やり塾に通わされたり、子ども自身が塾に行く目的を見失ったりしている場合、成績が伸びていかないのはそのためです。ゆえに、当塾の入塾要件には、「子ども自身が入塾を希望していること」というものがあります。これがないとわざわざ高いお金を出して塾に通う意味もメリットもないためです。それを分かって入塾してくれている生徒だからこそ、こんな実力ではないと分かっていますし、もっと上を目指せると思っています。そして、何よりも、私自身が生徒の実力向上のためにやるべきことを考え、行動していく必要があります。定期考査や受験というものは、生徒の評価であると同時に、私自身の指導に対する評価でもあります。もちろん十分な点数を取った生徒もいますが、その一方で今一つ点数が取れなかった生徒がいたということは、私の油断が出たといえるでしょう。生徒主体の定期考査対策をするからこそ、細かく生徒の実力を見ていなければならなかったにもかかわらず、そこが甘くなってしまったのです。今年度はまだ終わっていませんが、定期テストや通常授業など1年間を振り返り、来年度にさらによりよいものを提供できるよ対策を考えていきます。

        

       

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