2024年6月17日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

真似することはダサくない

勉強は真似することから始まります。漢字を覚えるときには、お手本となる漢字を真似して書くはずです。方程式を初めて学習するときには、先生が説明する通りの手順で計算するはずです。勉強ができるようになる正しい手本・やり方があるのですから、「勉強ができるようになりたい」と思うのであれば、まずはそれを真似することが正確であり、手っ取り早い方法なのです。

     

とりわけ、やや難しい内容に入るときには、「説明する手順通り解きなさい」と念押しします。難しい内容というのは作業手順が多く、問題分析や構造分析が必要となるためとっつきにくいと感じます。ゆえに問題を解かせるとほとんど点数が取れないという子が多くいます。しかし、裏を返せば、正しい手順通りに解いて、考え、分析していけば面白いように解けるところでもあるのです。やり方・考え方を間違えないことが大切ですので、「手順通り」ということを強調します。

     

中3の英語では分詞を扱っています。まだたった2回しか授業をしていません。それでも簡単に問題を解くことができる子と、語順も訳もめちゃくちゃな子がいます。これを分けているものは紛れもなく、「手順を守るか否か」です。

     

また、中3理科では中和を扱っています。電気分解や電池と比べ、格段に難易度が上がるところです。頭のなかだけでは中和のようすを整理し理解することが難しいため、簡単な問題であっても「図をかくように」「表をかくように」という指導をしています。結果的にその図を使わないこともあるでしょうが、それは決して無駄なことではないと思っています。それよりも、図を書いて考えるべきところであるにも関わらず、図をかくのを忘れてしまう、あるいはかくのを面倒くさがって頭のなかだけで解こうとするほうが問題です。ある程度経験を積めば図をかくべきか、かかなくてもいいかはわかるようになります。しかし、中和を学んで数日しか経っていない生徒たちにとって、その判断ができるわけではありません。むしろできなくて当然です。ですから、「図をかいて考える」というのを、使う・使わないに関係なく毎回実施していく方がいいのです。中和が難しいのは否定しませんが、だからといって問題を解くときに図もかかず、表もかかず、ぼーっと眺めているだけでは何一つ解決しません。やるべきことをやって失敗するのと、やるべきことをやらずに失敗するのとでは、同じ失敗でも間違いのレベルが異なります。やるべきこと自体が分からないというならまだしも、それを分かっていながら実行せずに失敗するというのは、自分から積極的に間違いに向かって進んでいくのと同じです。それはまさに、「そこに落とし穴がある」と分かっていながら、自ら落とし穴にダイブする行為です。「ペンキ塗りたて」と張り紙が張っているのに、そのベンチに座ってしまう行為です。「マスクの供給が回復しており、アベノマスクを必要としている人はほとんどいない」と分かっていながら、いまだにアベノマスク…(以下省略)

      

成績上位の子ほど言われたことををそのまま実行します。それができるようになって初めて、徐々に解答の手順を簡略化していきます。まずはすべてを吸収しておいて、「これはよく使う」「これはあまり使わない」という仕分けをしていくのです。それに対して、成績が上がらない子は、初めから自分勝手に必要・不必要を判断します。通常の勉強でも定期考査対策でも、難しいところは「これは出ない」と決めつけて、常に偏った勉強をするのです。全部身に付けてやろうという攻めの勉強ではなく、面倒くさいことはやりたくないという消極的な勉強ばかりするのです。「成績が上がらないのですがどうしたらいいですか」という質問に対する一番の答えは、「教わったことを、教わった通りのやり方で完璧にやり切りなさい」です。ひょうとして自分勝手な判断、自分勝手な勉強をしていませんか?

     

     

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