2024年10月15日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

来年の受験はどうなるのか。

青凜館の4月の授業は「体調に問題がなく、通塾することができる状態であれば通塾での授業」「少しでも体調や通塾に不安があれば動画での自宅学習」という2つの学習手段からお選びいただくようにしています。このような状況ですので、オンラインへの完全移行を考えましたが、細心の注意を払いながら授業を継続することとしました(あれこれ考えすぎて、胃の痛い毎日が続いております)。

塾内での感染を防ぐため、塾として以下のことを実施いたします。

① 生徒の入塾時、お手洗い使用後にはハンドソープを使用しての手洗い、アルコール消毒を行っていただきます。

② 教室使用後には、机、いすのアルコール消毒を実施します。

③ ドアノブ、手すり、マウス、キーボード等のアルコール消毒を毎日実施します。

④ 授業中は常に窓を開放し、換気を行います。

⑤ 授業中、私はマスクをつけたまま授業を行います。

⑥ 授業中の生徒の発話は最小限にします。つまり、一方的な授業となります。さらに、声のボリュームも通常より落とします。

⑦ 生徒同士の座席の座席の間隔はすべて1.5m以上空けて配置しております。

       

            

さて、3月の約3週間の休校の後、春休みを挟み、4月から学校が再開すると思いきや4月19日までの休講延期となりました。さらに本日になって、ゴールデンウィークまでの休校延長がアナウンスされました。これで、4月は約4週間の休校となり、3月とあわせて休講期間は約7週間となりました。

      

このような「国難」ともいえる状況ですので、どうしても3密になってしまう学校が休校になるのは致し方ないことです。仕方ないことですが、これだけの休校があれば相当な授業の遅れが生まれてしまいます。その遅れの影響をもろに受けるのが中3生です。いくら学校が休校になっても、数か月後に迫った入試日程が大きく変わることはありません。

     

これだけ授業が遅れれば、入試までにすべての単元の指導を行えるのかという疑問が生まれます。いや、間違いなく間に合わないでしょう。当然、学校では例年よりもペースを上げてカリキュラムを進めることとなるでしょうが、それでも間に合わない地域は出てくるはずです。

塾に通っている子は、学校の休校期間中もカリキュラムを進めていますので「学習内容を消化しきれない」ということはありません(それでも、やや駆け足で進めていかなければならないのは事実です)。問題は塾通いをしていない子、つまり学校だけが頼りの子です。この子たちが、学校の休校の影響をもろに受けてしまいます。休校前の中学校では、まだ江戸時代を扱っていたり、確率に入っていなかったりするところもあるようです。この進度の遅さもかなり問題ですが、休校によりすべての学習が終わらないという可能性が高いのです。果たして、来年の入試で全ての範囲の出題があるのでしょうか。いずれ教育委員会から何らかのアナウンスがあるでしょうから、注目しておかなければなりません。

     

ちなみに私は出題範囲が削られると予想しています。このままではどうやっても間に合わないのは明らかだからです。自塾の生徒のことだけを考えれば、削る必要はありませんし、むしろ削らないほうがアドバンテージになるかもしれません。しかし、受験は「平等」が基本です。全員が一通りきちんと学習したという前提があって、全範囲からの出題が成り立ちます。それができない状況であるのならば、早いうちに範囲を削っておくのがいいと考えています(特に2月の私立高校入試や高専入試は削らないとマズいでしょう)。

     

現在、当塾の中3授業は、数学が2次方程式に入ったところ、英語は現在完了の3用法がすべて終わったところ、理科は次回から仕事、社会は次回から戦後史に入ります。例年よりもハイペースで進んでいます。

       

       

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