2024年12月12日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

作文コンクール、2名入賞

夏期講習で小学生に書いてもらった作文が、作文コンクールで入賞しました。それも、金賞1名、銀賞1名、合わせて2名も入賞しました。本当に素晴らしいです。おめでとうございます。

      

作文を書かせるときに大事にしていることがあります。それは「自分のことを書く」ということです。「こう書けば読む人は喜ぶだろう」とか、「こうすれば評価が上がるだろう」ではなく、「自分はこう考える、自分はこんな経験をした」ということを書くことが大切です。金賞をとった6年生の子は、「行きたい国」というテーマで作文を書きました。彼女は、フランスに行きたい理由として、「インターネットで見たエクレアがカラフルでおいしそうで、そんな日本では見たことがないエクレアを食べに行きたい」ということを書きました。実体験、自分の感想、自分の願望を入れることで、「フランスに行きたい」という意見に説得力が生まれます。ただ単に「エクレアを食べたい」だけの理由では薄っぺらい作文になってしまうでしょう。高校入試でも作文を書きます。自分が思ってもいないことを書こうとすると、言葉も出てきませんし、内容もつまらないものになります。入試だから「良いことを書こう」「高評価を受けることを書こう」と思うかもしれませんが、それではむしろ自分の首を絞めることになりかねません。自分が本当に思うことを書くことで、言葉を生みだしやすくなり、厳しい制限時間の中でも良質な作文を書くことができるのです。

      

塾生が2名入選して改めて感じたことがあります。勉強できるのはメリットしかない、ということです。勉強ができるようになることで何かデメリットがあるかと考えてみたのですが、1つも思いつきませんでした。一方、勉強ができないことのデメリットはいくつも思いつくのに、メリットはほとんどありません。つまり、勉強は絶対にできるようにしたほうがいいということです。今回も、入選した2名の小学生には、副賞として図書カードが送られました。彼らは論理的に作文を書いた(書く力があった)ので、すばらしい評価を受けました。勉強ができれば選択肢が広がります。周りの友だちや大人から評価される機会も多くなるでしょう。もちろん、勉強ができる、できないだけがすべてではありません。何よりも人柄が大事だという人もいるでしょう。しかし、人柄など誰がどう評価することができるのでしょうか。そもそも人柄の良さも、ある程度の実力がなければ途中で弾き出され、評価の土台にすら乗りません。今は何も持っていない子どもたちが、社会で一人前に生きていくときに役に立つ最強の武器こそが学歴、すなわち勉強ができる力なのです。

   

  

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