現在、春期講習生を募集しております。詳しくはこちらをご覧ください。
春期講習が近づいてくると増えてくるのが、大手塾からの「勧誘電話」や「ダイレクトメール」です。塾に一度でも問い合わせをして、連絡先や住所を教えようものなら、季節講習のたびに電話がかかってきます。「今なら無料で受けることができますよ」「とりあえずお試しで受けてみてはいかがですか」「お席の予約だけしておきますね」「1週間以内であればキャンセルできますよ」という誘惑につられ、「無料だったらいいか」「とりあえず席の予約だけでも…」と電話口での会話だけで乗っかってしまいます。
ちょっと待ってください。そんなに簡単に決めてしまっていいのですか。春期講習の中身、つまり指導内容は本当にそれでいいのですか。指導内容が子どもにとって効果のあるものなのでしょうか。
ふつう、ものを売ろうとする人間は、自分の売りたい商品のよい点を前面に押し出してきます。塾の勧誘電話でいうと、「講習費無料」という部分になります。だからこそ、本当に気にしなければならないのは、積極的にアピールしてこない部分です。そのうちの一つがカリキュラムです。試しに塾での入塾面談で「春期講習の国語は何をするんですか?」「数学は何の教材を使うんですか?」「英語は文法指導ですか?読解ですか?リスニングは?」などと聞いてみてください。あたふたするか、抽象的な話しかしないか、最悪の場合「まだ決まっていません」と言われることでしょう。大手塾のホームページを見ても「春期講習では4月からの授業へとスムーズに移れるような内容を指導します」など、それなら載せない方がいいのではないかという文言が載っています。大切な我が子を預けるのですから、無料であっても春期講習でどんなことを教えるのか気にするのは当然です。子どもたちを伸ばすものは、お金ではなく指導の中身です。いくら無料でも、指導の中身がスカスカであったり、指導者が勧誘に夢中で指導が疎かになっているようでは、ただ時間と労力を失うだけです。ですから春期講習を考えている方は、表面的な部分だけではなく、何を教えるのか、どのレベルの問題を解けるようにするのかなどという中身も吟味してください。
ありがたいことに少しずつ春期講習のお問い合わせ、お申し込みをいただいています。当塾の春期講習はたった4日、あるいは5日間のみですが、その短い時間でいかに実力や点数を上げるかにこだわっています。あれもこれも指導してくれるほうがいい、思われる方もいるでしょうが、当塾では「ここだけは外せない!」という部分をピンポイントで指導します。ゆえに、他塾に比べると指導する分野は限られてしまいまう一方、そこだけは確実に力をつけることができます(あれこれ勉強すると、すべてが中途半端になり、定着までいきません。たとえば新中2生の春期講習は4日ですが、その4日を、方程式・比例反比例・図形・資料の活用に均等に分けると、いろいろ指導してくれるという印象はありますが、どうしても演習の時間が限られてしまい、基本の確認で終わってしまいます。さまざまなパターンの問題に触れて、理解を深めるところまではたどり着かないのです。それならば、指導内容を方程式と比例反比例だけに絞り、十分な演習時間を確保するほうが実力向上という点からは効果的だと考えています)。指導内容は春期講習のページにも掲載していますし、面談の際にもきちんとお話しします。
塾はどこも同じように見え、だからこそ塾選びは面倒くさく、であれば簡単に決めてしまいたくなりますが、通う塾によって成績の伸びは全く変わってきます。成績が上がらない塾も、見た目は立派な塾の形をしているのでなかなか見分けはつきませんが、面談で質問し、深く掘り下げていけば簡単にぼろが出ます。一見しただけだとなかなかわからないところに、成績を左右するヒントがあるものです。どの塾を選ぶにしても、納得した塾選びを目指してください。