2024年12月11日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

現状維持じゃつまらない

今日から大学入試センター試験が始まりました。明日の朝にやや雨が降りそうですが、ひどくはならないようで安心です。私がセンターを受けたときは、2日目が大雨で、ズボンのすそがビチョビチョのまま試験を受けた記憶があります。試験当日が雨だと、傘を持って歩かなければなりませんし、慣れていない会場だと傘の置き場一つとっても不安になるものです。大学受験はまだまだ続きます。受験生の皆さん、精いっぱい頑張ってください。

     

さて「現状維持」と「現状打破」という言葉ではどちらが好きですか?

今の体制を維持しようとするのか、それとも柔軟に変化させていくのか。私はやはり「今のまま」というのは嫌いなので、改良の余地があるのであれば小さなことでも動かしていきたいと思うのですが、みなさんはどうでしょう。先日おもしろい新聞記事が話題になりましたので紹介します。「セルフレジ」にまつわるある2人の主婦の記事です。ここではAさん、Bさんとしています。

     

≪Aさんの場合≫

 近くのスーパーがセルフレジを導入した。今まで店員さんが入力していたバーコードを自分で入力、支払いをする。何だか放り出されたような気持ちになっていた。

 ある日、懇意にしている建築屋さんが来て、「近くのホームセンターのレジがセルフレジになって、もう買いに行けない」と言う。夫も「そうなんだよ。みんなセルフレジになって買い物に行けなくなった」と嘆いた。その気になればできないことではないが、やりたくない気持ちが先に来てしまうのだろう。過疎地でもないのに「買い物難民」化している人が、結構いるような気がしてならない。

 少し前の商店はお客が来たら「いらっしゃいませ」と声をかけ、品物を見渡しながら「ありがとうございました」と言っていた。それは物を売る側の最低限のあいさつだったと思うが、セルフレジは「お支払方法を選択してください」「金額をご確認のうえカードを入れてください」「レシートをお受け取りください」と必要なことしか言わない。何とも味気ない。戻れる世界ではないことは分っているが、セルフレジには、店側の誠意や感謝を感じることがない。(72歳・主婦)

    

≪Bさんの場合≫

 最近、近くのスーパーが改装したので、買い物に行ってみた。店内は以前と様子が変わっており、最初はどこに何があるのかわからず、ぐるぐる巡りながらなんとか欲しいものを見つけ、レジに並んだ。

 すると、買い物客が自分で精算を行う「セルフレジ」に変わっていることに気づいた。従来通りのレジもあったので並びなおそうかと思ったが、「逃げていては駄目だ」と決断。幸い、店の人が優しく扱い方を教えてくれたので、後の買い物客を待たすことはなかった。

 最近は映画館や回転寿司店でもタッチパネルを使ってチケットを購入したり、注文をしたりするようになったので、尻込みしていたら取り残されそうだ。

 昔から「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というから、分からないことは勇気を出して聞き、何事にも挑戦しようと思っている。(75歳・主婦)

    

どちらが正しいと言いたいわけではありません。日常生活や社会の変容に対して尻込みしてしまうのは当然だからです。とりわけ現代は変化のスピードがこれまで以上に速いといわれます。思い出してみれば、子どもの頃に駄菓子屋に行くと、おばちゃんが電卓で計算して値段を出してくれていました。それがバーコードを読み込むようになり、POSレジが登場し、今やそれをセルフで行っています。最近でも、無人コンビニの登場やスマホアプリ決済の成長など、社会の変化の話題には事欠きません。これからもそのスピードは緩まることがないかもしれません。

    

ご存知の通り、子どもたちの教育環境や学習内容も大きく変わっています。大学入試共通テストの開始、新学習指導要領の開始、英語4技能試験など、日々情報を収集している私でさえうまく消化できていない部分があるほどです。そうでない方はなおさらでしょう。おそらく保護者の皆さんや子どもたちの中には、「今はよく分からないけど、必要になったときに勉強すればいいでしょう」「共通テスト?何それ?」「英語4技能っていっても海外行かないから関係ない」と感じている方も多いと思います。今一つこれらの話題に対して鈍感な方が多いですが、これから数年間の教育業界の変化は、これまでのものとは比較できないほど大きくなるということは意識しておいてください。Aさんのように教育改革に尻込みして嘆くのか、Bさんのように教育改革の流れに何とか乗ろうとするのか。とりわけ小・中学生(もちろん保護者の方も)は、今この分岐点にいます。学生時代というのは成長も吸収量も大きな時期です。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」という言葉が 流行ったように、このかけがえのない時期を何となく、惰性で過ごすのではなく、できるだけ多くの経験を積み、失敗も成功を味わいながら、課題を解決する力(社会に出てから必要な力)を身につける機会にしてほしいと思うのです。

        

偉そうにそんなことを言っていますが、当塾も来年度の新たな取り組みに向けて少しずつ準備を進めています。変えるべきところは変え、どんどん新しいことに挑戦していきます。詳細は少しずつお知らせしていきます。それとは別に、春期講習の内容を考えていますが、今年は昨年以上に「実力アップ」にこだわってやっていく予定です。そのため大手塾などのカリキュラムとは大きく乖離したものとなるでしょうが、受講いただければ間違いなく実力へと反映されますので、ご期待ください(もちろん2月入塾、3月入塾も募集しています)。「これは良い」と思ったことをすぐに行動に移せるのが個人塾の大きなメリットです。「個人塾は正確な学力を分析できない」「個人塾は指導力がない」「個人塾は成績が上がらない」「個人塾は入試問題の分析ができない」「個人塾は信用度に欠ける」などどう思われても構いませんが、この1年間で塾生の成績が誰一人の例外なく伸びているということは誰にも変えられない事実です。ただ勉強して、ただ塾に通って、それで現状維持なんてつまらない!! 

         

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