昨日は1回目の日曜答練でした。朝から福岡県公立入試の過去問を5教科分解いてもらい、その後、解法はもちろんですが、文章をどう読んでいくか、何を答えればよいか、あるいは解答をうまくまとめるポイントなどを指導しました。中3生には中学の学習内容を全て指導し終えていますので、この時期から過去問の演習を行うことができます。5教科の点数を過去の受験生と比較することができますので、高得点を取れた子は大きな自信になりますし、今一つの点だった生徒でもまだ半年ありますので、十分取り返しはできます。これから半年以上も入試演習ができるというのは青凜館生の強みです。もちろん半年あっても、毎日を惰性でダラダラと過ごしてしまえばそんなものはアドバンテージにはなりません。しかし、毎日点数を伸ばす努力をしていけば、それぞれの志望校には十分届きます。8月の終わりから実戦形式の授業が始まり、そこから私から怒られることが多くなっている受験生たちですが、公立入試で必要な知識・テクニックは漏れなく伝授しますので、必死にあがいて、必死についてきてほしいと思います。
塾には夏期講習から、公立高校入試までのカウントダウンカレンダーを設置しています。中3生でこのカレンダーを見ている子がどれだけいるか分かりませんが、一応毎日更新しています。これは生徒の為というよりも、私自身が入試までの残り時間を意識する為に行っているという方が正しいかもしれません。受験まで時間があるこの時期にやるべきこと、今年中にはやるべきこと、1か月前に行えばよいことなど、「時間」というものを意識することが受験を戦う上では欠かせません。その時間のコントロールが塾の仕事でもあるからです。生徒は、時間が少なくなるにつれて、諦めることが増えてくるのも事実です。それは志望校の諦めでもあり、受験科目・単元の諦めでもあり、下手すると自分の人生の諦めともなりかねません。生きていくと嫌でも何かを諦めなければならない場面がありますが、15歳で諦めを味わうのは早すぎると思います。「大変そうだから諦める」のではなく、「大変そうだからこそ努力する」ことで、どうにかなるのが高校受験です。正しいやり方で、時間をかけて訓練すればきちんと結果が出るのが高校受験です。これから数か月後に諦めるという選択をしなくてもいいように、逃げずに自分の人生を切り拓いていく覚悟を決めてください。