2024年6月20日
  • 須恵町にある高校受験専門学習塾

受験のその先に

「春風や闘志いだきて丘に立つ」

 

これは高浜虚子の代表作の一つともいえる超有名な句です。もともとは、虚子が小説から俳句に戻る決意をした時の気持ちを読んだものですが、私はどうしてもこの時期に受験生が戦いに挑む姿や心情を重ねてしまいます。

 

いよいよ明日は福岡県県立高校入試です。受験生の皆さん、今までの勉強の成果を発揮してきてください。受験に向けて全力を尽くしてきたとか、尽くしていないとか、そんなことは合否に関係ありません。単純に高い点数を取れた子が合格であり、そうでなければ不合格になります。一見残酷にも思える受験ですが、そうであるからこそ「客観性」が保持されるのです。そして、よく言われることですが、高校受験はゴールではありません。単なる一つの区切り、小休憩のようなものです。カーリングでいえばもぐもぐタイムのようなものです。野球でいえばラッキーセブンのジェット風船のようなものです。高校入学と同時に、次の大学入試の戦いが始まっていると思ってください。中学生の中には「そこそこの努力でそこそこの高校に進学する」人もいるでしょう。「そこそこの勉強」しかしてこなかった子は大学入試で苦労します。高校受験は「そこそこ」で乗り越えたのですから、大学入試も同様のやり方でいいと思っているのです。でもこれだけは覚えておいてください。「大学受験は、高校受験の比にならないほど大変だ」と。まず、学習内容が増え、より深く学ぶことが求められます。さらにライバルが全国に広がります。中学受験をしていて、高校受験ではライバルでなかった子とも競わなければなりません。何よりも、高校選択以上に大学の選択が就職や生涯獲得賃金、生活のゆとり、老後などを左右するため、みんな本気で合格しようとしています。高い予備校代を払ってでも、希望の大学に入学しようとする人もいるくらいです。公立高校に入学すれば、周りは自分と同じくらいの学力で、おそらく勉強量も似たり寄ったりでしょう。それにより同じ歩調で授業を理解できるといういい面があるのは確かですが、その環境を当たり前だと思うことで、世間のスピード、大学に合格するために必要なスピードを見失ってしまうリスクもあるのです。ですので、常に自分を客観視し、このままでいいのかと自問し続けることを心がけてください。

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