3月に入り、お問い合わせを受けるペースが上がってきております。塾をお探しの方は、その中の一つとして青凜館もご検討ください。さて、ホームページにも「よくある質問」を掲載しているのですが、それ以外にも募集開始以降によく受ける質問がありますので、今回はその回答を述べていきます。参考までにご覧ください。
質問1:勉強量は多いのですか?
回答:決して少なくはありません。というよりも具体的に「これだけ勉強します」などとは言えません。「塾に通う理由」を考えてみてください。ほぼすべての方が「成績を上げるため、高校に合格するため」というはずです。大切なのは、勉強をする行為が、手段であって、目的ではないということです。「勉強することが目的だ」と考える子どもや親は、勉強を時間で区切って考えがちです。つまり、「今日は2時間勉強した」とか「5時間も勉強したら子どもがかわいそう」というような外形重視の発想です。この発想の問題点は、勉強時間のみに注目し、勉強の成果を問うていない点にあります。そういう意味では、勉強をするという外的事実のみで満足しており、勉強の成果を求めないという危険な考えともいえます。それに対して、勉強を手段だと考えている子やその親は、成績や結果を出すためには、それ相応の労力を惜しみません。たとえ5時間やっても、実力に満足できなければさらに1時間の勉強をするのです。「○○時間」という枠にとらわれることがないのは、彼らが見ているのが「成績を上げる・高校に合格する」というゴールであるからなのでしょう。よって青凜館では、高校受験を迎えるにあたり、それ相応の力がなければそれなりの勉強は課すとご理解ください。というよりも、子どもの実力が足りていないのにそれを見過ごすのは、塾の指導者の怠慢ではないでしょう。
質問2:勉強のペースは速いですか?
回答:中1・中2と中3でペースは異なります。中1・中2は国語数学英語の3教科のみの指導ということもありかなりゆっくりのペースで進みます。おそらく近隣の学習塾の中でも、青凜館は最もゆっくり進めているはずです。学習塾は学校の授業と比べて授業時間が圧倒的に限られています。それを補おうと学習塾では無理やりカリキュラムを詰め込んでいるということは少なくありません。駆け足で説明したことが子どもの身になるのはごくわずかです。実力養成の重要な場である問題演習の時間を確保できず、たいていは宿題として大量の問題演習を課しているのです。勉強が苦手な子は、塾の授業も理解できず、宿題の演習もこなせず、ますます苦手が加速していきます。それなのに塾側はカリキュラムを終えることが大事なので、そんな子にはなかなか手を差し伸べてあげません。このような負のスパイラルは珍しいことではなく、大手塾を退塾される多くの方が負のスパイラルを体験されていることでしょう。それを防ぐためにも、また先を見据えたときにも、急ぎ足で授業をするのではなく、ゆっくりでもよいので、一つひとつの単元、問題を確実にクリアしていくことが重要です。丁寧に指導したものは、そのあと一旦忘れてしまったとしても少しのきっかけで簡単に思い出すことができるのです。
一方、中3生はそうはいきません。授業のスピードは、中1・中2のときに比べて格段に上がります。ただでさえ中3の学習内容の理解が難しいのに加え、受験対策もしなければなりません。授業で完全に定着できないことも出てきますので、宿題や自習の時間は増えます。10月ごろから入試対策演習に入りますので、それまでに中3内容を終える必要があります。大手塾では中3の夏休みは中1・中2の復習をすることが多いですが、青凜館では夏期講習でも中3内容を先に進めます。中3の夏期講習で中1・中2の復習をするメリットは何でしょうか。夏期講習から新規入塾する子にとっては、夏期講習で復習をするのはありがたいかもしれませんが、すでに在塾している子にとっては、ただでさえ入試演習に入るの時期が遅くなりますし、何よりもせっかく4月~7月までに積み上げたものが夏休みに崩れてしまうことになるのです。夏休みに行わない中1・中2の復習は入試演習でたっぷり行いますのでご安心ください。
質問3:青凜館は厳しそうですが、うちの子についていけるか心配です。
回答:本当に青凜館は厳しいのでしょうか。「できないことをできるようにする」「塾では勉強に集中する」「部活をするのであれば、その分の勉強時間を確保する」など、青凜館が方針として打ち出していることは、「考えてみれば当たり前」ではないでしょうか。逆に「できないことを放ったらかしにする」「塾では勉強に集中しなくてもいい」「部活をする子は勉強時間が少なくていい」という方が、子どもにとってよっぽど厳しいことだといえます。周りの大人がはっきりと声を大にして言いませんが、青凜館では「子どもは勉強しなさい」と明確に示します。勉強を頑張って成績を上げるということは何らおかしなことではありません。そういう意味で、最後までやりきることを子どもに課しているのは、子どもに対する優しさだと考えています。子どもに好かれようと、甘やかしたり、ハードルを下げたりすることを優しさだというならば、私は進んで指導から手を引くでしょう。
青凜館は、メリットもデメリットも隠さずに説明します。そのうえで、子ども・親・指導者双方が納得したうえでご入塾いただきます。ご質問等ありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。